GOLD 4000を死守するか
下は4000、割れたら3500、三尊が機能すれば2300。上は赤い下降チャネルと4400。金利・ドル高とETFへの買いを踏まえ、ゴールドの分岐を考える。

今週のゴールドは陽線で終えたけど、チャートを見ると、自分はまだすんなりロングしようとは思えない。
月足では長期の平行チャネル上限を抜けきれず、日足は下降トレンド中。さらに三尊を形成しかけているようにも見える。これを見て買いをためらう人は、自分だけではないと思う。
特に気になるのは、9月の月足。ひげがほとんどない大きな陰線で、5EMAを明確に下抜けている。今週反発したからといって、これで下落が終わったとはまだ考えていない。

【ファンダも重い。でも買いが消えたわけではない】
9月は米国の金利上昇とドル高が金の重しになり、先物の買いポジションも縮小している。一方で、金ETFには約100億ドルの資金が入っていた。下がっている間も買っている人はいるんですよね。
関連資料:世界黄金協会・9月の金市場レビュー(10月7日公表) ↗
10月6日時点の先物データでも、運用資金の買い越しは前週より減っている。ただ、これだけで「レバレッジが高いから暴落する」とまでは言えない。気になるのは、もう一段下げたときに、買いの手じまいが続くかどうか。
関連資料:CFTC・金先物のポジション(参照時点は10月6日、リンク先は随時更新) ↗
【下は4000、その次は3500】
まず考えているのは、もう一度4000付近のサポートを試す展開。
4000は一度支えられた大きな節目なので、ここを守れるなら反発の可能性は残る。ただ、明確に割り込んで戻れなくなるなら、次は3500付近までの下落を想定している。
さらに三尊が機能し、3500でも下げ止まらない場合は、値幅目標として2300付近まで視野に入る。
4000を試す → 割れたら3500 → 三尊が機能すれば2300。
この順番で見ていて、いきなり2300まで下がると決めつけているわけではない。

【上は赤いチャネルと4400】
逆に、赤い下降チャネルを上に抜け、4400も上抜けてくるなら、上昇を期待できる形になる。自分なら、4400がサポートに変わるところまで確認してからロングを考えたい。
ただし、その上には月足の長期チャネル上限が待っている。日足の下降を抜けたとしても、この大きな壁まで突破できるかは別の話。月足チャネルの上抜けは、かなりハードルが高いと思っている。
まずは下なら4000、上なら赤い下降チャネルと4400。今はこの分岐を見ながら、無理に方向を決めずに待ちたい。
2026年10月10日時点の相場観。価格は米ドル/トロイオンス。描画した将来経路は想定シナリオです。チャート:Traders_Channel_/TradingView。