ローソク足パターン(組み合わせ)と酒田五法で売買を見極める!

ローソク足パターンのメイン画像

株価チャートを分析する際に欠かせないローソク足ですが、ローソク足のパターン(組み合わせ)から売買タイミングが読み取れることをご存知でしょうか?
ローソク足のパターンを理解すれば、具体的な買い時だけでなく、
ローソク足チャートの変化から絶好の投資チャンスとなる局面」がわかります。

ローソク足のパターンは、多くの投資家が取引に活用しているテクニカル分析の1つです。値動きを陽線・陰線のように色の違いで表すことによって、株価の変動をイメージしやすいローソク足は、1つ1つの形や数本からなるパターンに意味があります。

このページでは、ローソク足パターンの代表である酒田五法はもちろんのこと、基本のローソク足16種類やはらみ線・包み足、窓埋めの理論と相場のリズムをご紹介します。

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売買タイミングがわかるローソク足パターン!「酒田五法」の組み合わせ一覧

酒田五法(さかたごほう)とは、江戸時代に開発されてから多くの投資家に愛用され続けているテクニカル指標の1つで、「三山」・「三空」・「三川」・「三法」・「三兵」の5つのローソク足パターンを用いて売買タイミングを判断します。
ここでは、売買タイミングがわかるローソク足パターンの「酒田五法」をわかりやすくご紹介します。

三山・三尊・逆三尊

三山・三尊・逆三尊の画像

三山・三尊・逆三尊は、高値(安値)を3回トライして突破できなかった時、その上昇・下落トレンドは終了した可能性が高いという概念から”天井と大底を見極めるローソク足パターンの分析方法”です。

今までのトレンドとは逆方向にトレンドが発生する可能性を表していて、特に、パターンが出現すると同時に出来高も減少していれば、相場が落ち着いてきている証拠であり、信憑性が高いと判断できます。

また、三山・三尊は売りサイン、逆三尊は買いサインを意味しますが、すぐに天井、大底だと判断して売買を行うのではなく、出来高の減少や値動きが反転していることを確認してから売買を行ったほうがリスクが低いと言えるでしょう。

三空(踏み上げ・叩き込み)

三空(踏み上げ・叩き込み)の画像

三空(踏み上げ・叩き込み)は、3回連続で窓ができるローソク足のパターンで、強い上昇・下落のサインを意味し、三空踏み上げは買いサイン、三空叩き込みは売りサインを表しています。

株価チャートの窓開け・窓埋めの理論で詳しく説明していますが、窓は、業績修正や決算発表などの株価を大きく動かす材料によって売買が活発化し、急騰・急落することにより、チャート上にぽっかりと空間が開くことです。

急騰・急落によってできた窓は、利益確定や損切などの反対売買により、次第に閉まっていきます。大きなトレンドによって開いた窓は、必ず閉まるという習性から、三空は相場の転換を示しています。

三川(明けの明星・宵の明星)

三川(明けの明星・宵の明星)の画像

三川(明けの明星・宵の明星)は、トレンド中に買いと売りが均衡した後、窓を開けて勢いよく上昇・下落することによるトレンド転換を意味し、明けの明星は買いサイン、宵の明星は売りサインを表しています。

1本目に上昇・下落した後、2本目のローソク足によって今までのトレンドの進行が妨げられたことを表していて、三山・三尊・逆三尊と同様に、天井、大底であることを示しています。三川の場合もしっかりと株価が反転していることを確認してから売買を行うようにしましよう。

三法(上げ三法・下げ三法)

三法(上げ三法・下げ三法)の画像

三法(上げ三法・下げ三法)は、トレンド発生中に小さな陽線・陰線を挟み、1本目の大きなローソク足を超える上昇・下落が起こることによって強いトレンドを意味し、上げ三法は買いサイン、下げ三法は売りサインを表しています。

株価は、極端に上昇・下落するのではなく、細かい上下を繰り返しながらトレンドを形成していきます。三法は、株価の上下の値動きも考慮して、トレンドが落ち着いてから逆方向に大きく動かなければトレンドは継続していくことを示しています。

三兵(赤三兵・黒三兵)

三兵(赤三兵・黒三兵)の画像

三兵(黒三兵・赤三兵)は、陽線または陰線のローソク足が3本連続で並び、高値・安値が更新されていることから強いトレンドの発生を意味していて、赤三兵は買いサイン、黒三兵は売りサインを表しています。

上昇・下落が加速するほどに、トレンドに乗りたい新規注文や、許容できる損失を超えた投資家の損切を巻き込み、更にトレンドの勢いが増していくと判断できます。

ここまでご紹介してきたローソク足パターン「酒田五法」は、いつ銘柄を購入すれば良いか?売買タイミングを計る目安の1つとして使用できます。しかし、せっかく売買タイミングがわかっても、取引している銘柄に値動きがなければ、利益を手にするチャンスも少なくなってしまいますよね

そこで、ローソク足パターンを活かした取引を行うためには、利益の出せる銘柄を選ぶことが重要です。無料セミナーで詳しく解説していますが、相場にはリズムがあり、相場の全体像は5つの局面にわけられます。

5つの局面には、株初心者でも利益を出しやすい、絶好の投資チャンスと言える局面があり、その局面がわかれば、期待値の高い銘柄を狙うことができ、ローソク足パターンからわかる売買タイミングをもとに株取引ができます。

ローソク足は1本1本にも意味があり、売買に役立つ相場情報を読み取ることができ、ローソク足の見方によってさまざまです。ローソク足の見方・読み方について詳しく知りたい方は、ローソク足の見方や意味は?基本的な読み方から実践的な使い方をご覧ください。 次は、ローソク足のチャートパターン16種類を一覧でご紹介します。

【ローソク足のチャートパターン】16種類の形一覧

ローソク足1本とっても、今後の株価を考えるために役立つ情報が詰まっています。その情報を読み取ってからすぐに売買を行うのではなく、確実にトレンドが変化してから取引に参加することで、ギャンブル要素を排除してリスクを抑えた、根拠のある株式投資に繋がります。

ここでは1本からでも売買に活かせるローソク足のパターン16種類の一覧と、実際にどのように売買を行うのか?具体例をご紹介します。

16種類のローソク足の形一覧

呼び方 意味
陽の丸坊主 陽の丸坊主の画像 買い勢力が一方的に強い買いサイン
陰の丸坊主 陰の丸坊主の画像 売り勢力が一方的に強い売りサイン
陽の大引坊主 陽の大引坊主の画像 買い勢力が強い買いサイン
陰の大引坊主 陰の大引坊主の画像 売り勢力が強い売りサイン
陽の寄付坊主 陽の寄付坊主の画像 買い勢力が強い、今後上昇の可能性がある買いサイン
陰の寄付坊主 陰の寄付坊主の画像 売り勢力が強い、今後下落の可能性がある売りサイン
カラカサ(下影陽線) カラカサ(下影陽線)の画像 底値圏で出た場合は上昇に転換する可能性の買いサイン
カラカサ(下影陰線) カラカサ(下影陰線)の画像
トンカチ(上影陽線) トンカチ(上影陽線)の画像 天井圏で出た場合は下落に転換する可能性の売りサイン
トンカチ(上影陽線) トンカチ(上影陽線)の画像
トンボ トンボの画像 1つのトレンドが終了しつつあり相場転換の可能性
トウバ トウバの画像
コマ(小陽線) コマ(小陽線)の画像 上昇したが値動きが小さい様子見サイン
コマ(小陰線) >コマ(小陰線)の画像 下落したが値動きが小さい様子見サイン
4値同時線 4値同時線の画像 相場が動いていない状態の様子見サイン
足長同時線 足長同時線の画像 買いと売りが均衡している。トレンドの転換を表す様子見サイン

ローソク足の形は16種類と多いですが、丸暗記する必要は無く、1本のローソク足からこれだけの意味が読み取れるということを理解しておけば充分です。
そして、すべてのテクニカル分析にも言えることですが、売買サインが現れたからといって必ずしも株価が変動するわけではないため、株売買を行う際の目安として捉えておくことが重要です。

しかし、実際にどう売買判断に役立つかわからなければ、覚える意欲も湧かないものですよね?次は、ローソク足のパターン・形を活かした売買例をご紹介します。

ローソク足のパターン・形を活かした売買例

トンカチ(上影陽線)出現後、次のローソク足が陽線か陰線かで売買判断が変わる画像

1本のローソク足からわかる売買サインは、新規注文や決済注文を行う際に本当に売買するかどうかの判断材料として使用します。例えば、上記画像のように、既に保有している株が上昇してきた中で、これから株価が下落することを示す「トンカチ(上影陽線)」が出現したとします。

株価は、銘柄の需給や関連ニュースなど、さまざまな要因が複雑に絡み合って決まるため、この段階ではまだ「ここが天井」と言い切ることはできません

しかし、このローソク足1つを見るだけでも、「上昇トレンドが弱まってきたのではないか」と推測は可能で、次のローソク足が陰線であれば決済注文、陽線であれば保有を続けるといったように、次の売買を考えておくことができます。

このように、次のローソク足が買いサインか売りサインかを確認し、トレンドが確実に変化したタイミングで売買を行った方がリスクを抑えて、株価変動の波に乗ることができると言えるでしょう。

また、ローソク足は1本だけでなく、2本の並びにも売買の精度を上げるために役立つパターン(組み合わせ)があります。次は、ローソク足2本のパターン(組み合わせ)「はらみ線・包み足(包み線)」をご紹介します。

はらみ線(陰の陽はらみ・陽の陰はらみ・陰の陰はらみ・陽の陽はらみ)とは

はらみ線(陰の陽はらみ・陽の陰はらみ・陰の陰はらみ・陽の陽はらみ)の画像

はらみ線とは前のローソク足が後のローソク足をすっぽり覆う長さで、2本のローソク足が陽線または陰線かどうかで買いサイン・売りサインを判断するパターンです。

はらみ線にも4種類あり、中でも、底値圏で「陰の陽はらみ・陰の陰はらみ」が出た場合は買いサイン、天井圏で「陽の陰はらみ・陽の陽はらみ」が出た場合は売りサインを意味します。このように4種類すべてが、出現した場所によって相場の転換を表す売買サインになります。

陽の陽はらみと陰の陰はらみは今まで続いていたトレンドが弱くなりつつあることを表しています。一方、陰の陽はらみと陽の陰はらみは、弱まったトレンドが新たなトレンドによって転換する可能性を表しています。

もちろん、様々な要因が考えられるため、一概には言えませんが、はらみ線が出てすぐに転換というわけではなく、今まで発生していたトレンドが落ちついたことを表すため、様子見サインとしても有効です。

包み足(包み線)とは

包み足(陽線の包み足・陰線の包み足)の画像

包み足(包み線)とは後ろのローソク足が前のローソク足を完全に包み込む形で、2本のローソク足が陽線か陰線かによって買いサイン・売りサインが分かれるローソク足の組み合わせです。

底値圏で陽線の包み足が現れた場合は、買いサイン、天井圏で陰線の包み足が現れた場合は、売りサインとなります。株価が下落して底値圏に近づいたり、上昇して天井圏に達しそうになるほど、そろそろ反転するかもしれないという心理が働きます。

このように自然に底値や天井を探るようになるため、下がり続けていた株価が底値圏で大きく上昇する、または上がり続けていた株価が天井圏で大きく下落した場合には、包み足が出ていないか見ることで反転の値動きに乗った利益を得ることができます。

ここまで、1~3本のローソク足パターンをご紹介してきましたが、すべてを暗記したとしても、相場状況次第では上手く利益をあげられないこともあります。適切な売買タイミングを見極めることだけでなく、適切な局面で株式投資を行うことが重要です。

ローソク足の窓開け・窓埋めパターンで投資チャンスを掴む!株価チャートの予測と売買の見極め方

株式投資家であれば知っておくべきローソク足のパターンの1つに、チャートにぽっかりと空間が空く「窓」があります。窓は、開いたら埋まるという習性を持ち、埋まる方向に売買することで株初心者でも簡単に利益が出せる投資手法です。

しかし、値動きの要因を考えずにローソク足パターンの示す売買タイミングを鵜呑みにするだけでは、継続的な利益はおろか、大きな損失を被ってしまう可能性があります。
ここでは、そもそも窓とは?といった基本から窓開け・窓埋めの理論やローソク足パターンから読み取ることができる投資家心理、相場の5つのリズムをご紹介します。

株価チャートの窓開け・窓埋めの理論

株価チャートの窓開け・窓埋めの画像

上記画像は、テリロジー(3356)の株価チャートです。このチャートを見ると、本来きちんと並んでいるはずのローソク足にぽっかりと空間が空いています。
この空間を「」と呼び、窓が埋まることを「窓埋め」と呼びます。

窓は、株売買の終わる15時以降、業績や決算発表などの突発的な材料によって売買が活発化し、「売買に参加して利益を得たい」という投資家の心理から、多くの売買が殺到して起こる急騰・急落などによって開きます。

そして、時間が経過すればするほど、トレンドの終わりが近づき、材料による投資家の売買が沈静化していくことから窓が埋まります。また、開いた窓がいつ埋まるかは誰にも予測できず、材料によっては、継続的なトレンドが発生することもあります。

また、窓を含めたすべてのローソク足パターンにも共通して言えることですが、必ずしも売買サイン通りに株価が動くわけではないため、売買サインを鵜呑みにして、相場のリズムを無視した取引を行ってしまうと、予期せぬ大きな損失を被る可能性があります。 次は、ローソク足パターンと相場のリズムをご紹介します。

ローソク足パターンと相場のリズム

株式投資で継続的な利益を得るためには、ローソク足パターンだけでなく、「相場のリズム」も合わせて注目する必要があります。相場のリズムがわかると、危険な局面・投資すべき局面が明確になり、利益確定のタイミングやここまで下落したら損切をしようと具体的な売買まで決めることが可能です。

無料セミナーでも解説しているように、相場のリズムは5つの局面にわけられます。中でも、ローソク足パターンと組み合わせることで、絶好の投資チャンスとなる場面は、「横ばいから上昇した局面」です。
横ばいの株価チャートから戻り高値を超えて上昇した場合、相場が上昇トレンドへと変化し始めていることを示していて、この局面には以下の条件があります。

  • 下降トレンドから横ばいに推移
  • 直近の戻り高値を上回っている
  • 出来高を伴った上昇

ローソク足パターンが示すトレンドと、株価を動かす材料が示すトレンドが一致すれば強い根拠となり、トレンドの向きがわかれば、あとは売買タイミングを計るだけです。このページでご紹介してきたローソク足パターンから、上手くトレンドに乗ることで株式投資の基本となる「安く買って、高く売る」を実践できます。

このように、ローソク足パターンから売買タイミングを見極めるだけでなく、相場のリズムも合わせて考えることで、局面が変わったタイミングで決済注文を出すなど、具体的な取引も計画でき、投資すべき局面が続く間は利益を得ることが可能です。

しかし、1つの局面だけでは、利益を出し続けることはできません。投資すべきでない危険な局面や、他にも存在する利益を出しやすい局面を頭に入れておくことも必要不可欠です。

まとめ

ここまで、ローソク足パターンの代表である酒田五法から、基本のローソク足16種類、はらみ線・包み足や窓埋めの理論、相場のリズムにも注目する必要があることをご紹介してきました。

ローソク足パターンは、初心者でも簡単に売買タイミングを計ることができるテクニカル分析手法です。しかし、必ずしもその通りに株価がすぐ変動するわけではないため、さまざまな可能性を考慮して売買判断を行う必要があります。

そこで、相場のリズムとローソク足パターンを組み合わせて考えることで、トレンドの方向と売買タイミングを知ることができ、ローソク足のパターンだけで売買を行うよりも精度の高い売買が可能です。

相場のリズムを表す5つの局面を理解して、どの局面が次に来るのかが分かるようになれば、利益をあげやすい局面や銘柄を見極めることができ、リスクを抑えて資産を積み上げていくことに繋がります。

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      株歴35年!!相場の最前線で活躍する"大魔神"こと『関口忠之』が提唱する投資法、【トレンドマップ投資法】を監修。
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