デイトレードとは?銘柄選びと成功のコツ

デイトレード

デイトレードとは、1日に複数回取引を行い、小さな利益を積み重ねる投資スタイルです。 細かな株価の動きを儲けのポイントとすることで利益を得る機会が多い反面、損失の機会も多いので「損切り」が非常に重要となります。

頻繁に売買を行うことで効率よく資金を回し、中長期投資よりも少額で始められるので、初心者が株式投資を始めようと思うキカッケになりやすいと思います。

このページでは、デイトレードの始め方や必要な資金、メリット・デメリットなどの基本的な部分はもちろんのこと、デイトレードに有利な銘柄の選び方、実際に使える取引手法など具体的な部分まで踏み込んで紹介します。

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デイトレードとは

1日に複数回取引を行うデイトレード。利益を得るチャンスが多い一方で損失の機会も多く、利益をあげ続けるのは非常に難しいと言われている投資スタイルです。ここでは、デイトレードとは?といった基本的な部分から、デイトレを実践するために求められる生活と資金をご説明します。

デイトレードとは

デイトレードとは、1日に何回も取引を繰り返し、小さな利益と小さな損失で資産を拡大していく投資スタイルです。

絶えずに動く株価変動を利用することから利益を得るチャンスが多く、その日に取引を完結させることで持ち越しのリスクを無くすことができます。しかし、裏を返せば損失の機会も多く、持ち越しによる利益のチャンスが得られないというデメリットも存在します。

中長期など他の投資スタイルと比べ、ゲーム性・ギャンブル性が強く利益をあげ続けるのは難しいと言われており、デイトレに挑戦したほとんどの人が全ての資産を失って相場から退場しています。これからデイトレードに挑戦しようと思っている方は、リスク管理や取引方法など、必要な知識をしっかり身につけてからスタートしてください

そして、取引を頻繁に行うデイトレードには、朝から昼にかけて取引時間が作れる生活が求められます。次は、デイトレードを行う投資家「デイトレーダー」についてご説明します。

デイトレーダーとは

デイトレードを続けている人を「デイトレーダー」と呼びます。また、デイトレを本業とする人を「専業デイトレーダー」、兼業している人を「兼業デイトレーダー」といいます。

しかし、「1日に頻繁に売買を繰り返す」という特性上、兼業でデイトレを継続するのは難しいと思われます。日本株が取引できる時間は、東証で9時~15時と決められており、昼間に働く職業の方はなかなか取引時間を作ることができないからです。

つまり、デイトレードを継続的に行える「デイトレーダー」になるには、まず9時~15時に時間が取れる生活スタイルが求められます。そのため、デイトレードで生活しようと専業トレーダーを目指す初心者が多く見られますが、投資を本業とし生活を支えるには、非常に大きなリスクを背負うことになります。

大きなリスクをカバーできる投資スキルを身につけ、充分な投資資金が確保できてている場合のみ、専業トレーダーとして自由な生活が送れると言えます。
これからデイトレを始めようと思っている方は、まず移動中や休憩中など、仕事の合間にスマートフォンを使った取引でデイトレのスキルを磨きましょう。次は、実際にデイトレードを始めるために必要な投資資金についてご説明します。

デイトレードに必要な資金は?

結論から言うと、デイトレードを始めるための資金は、最低でも40~50万円が必要だと言えます。投資資金は多ければ多いほど許容できる損失の幅が増えるので、40~50万円という金額はあくまでも目安として考えてください。

デイトレードは、基本的に「信用取引」を利用することが多くなります。信用取引とは、証券会社から資金・株式を借りて売買し、後で利子を上乗せして返済するという取引方法で、資金が30万円以上でないと利用できません。そのため、損失が出ても30万円を切らない40~50万円が必要になります。

信用取引は、自分の資金の最大3.3倍まで扱うことができ、極端に言えば、100万円の資金で330万円分の株を購入することができます。しかし、利益を大幅に増やすことができる一方で、損失も同じ倍率で増えてしまうのでリスクが非常に高く、この様な使い方をするのは得策ではありません

では、どういった使い方で信用取引を活用するのか?
自分の資金のみで取引を行う現物取引では、「差金決済禁止のルール」により、同じ銘柄は1日に1往復しか売買ができません。そのため、銘柄Aを購入→売却した後、その日はもう銘柄Aを購入することができません。

差金決済禁止のルールとは?

1日に同じ銘柄を売買した際、差金(利益)だけの決済(受け渡し)を禁止するルール。

銘柄Aを100万円で購入して、同じ日に101万円売却した場合、1万円の差金(利益)が生じる。しかし、この1万円だけを受け渡しすることは禁止されているため、決済日に100万円払って101万円を受け取るという方法になる。そのため、決済が完了していない100万円を使って同日に再度同じ銘柄を取引することができない。

しかし、信用取引の場合はこれが認められています。つまり、100万円の資金がある場合、信用取引で自分の資金の1倍、つまり同じ100万円で取引します。すると、1日に複数回同じ銘柄を売買することができるので、資金の回転効率を上げつつ、利益・損失も資金相応のものとなります

回転売買画像

デイトレードについての基本知識をご説明したところで、次は、デイトレードのメリット・デメリットをご紹介します。

デイトレードのメリットとデメリット

デイトレに必要な資金、生活スタイルがわかったところで、次はデイトレならではのメリット・デメリットをご紹介します。

デイトレードのメリット

利益を得るチャンスが多い

デイトレードは、株価変動を利用して売買の差額を利益とします。日々の相場は、分単位・日単位で変動することから、変動のたびに利益が得られるチャンスが訪れると言っても過言ではありません。

また、下げ相場でも「空売り」を使うことで利益を得られるので、必ずしも株価が上がる銘柄を購入する必要はありません。空売りとは、証券会社から株を借りて売却し、後で株を購入・返却する取引方法です。つまり、空売り後に株価が下落すれば利益、上昇すれば損失となります。株価は下がっても0円までという底がある一方、上昇には天井がないのでリスクの高い取引方法と言えますが、細かい価格変動を儲けのポイントとするには非常に有効な手段となり得ます。

資金効率が良く少額から始められる

デイトレードは、1日に何回も取引を行うことから、少額な投資資金でも効率良く資金を回すことで利益を積み重ねることができます

これにより、中長期投資よりも少ない資金で始めることができ、初心者が株式投資を始めてみようと思うキッカケに大きく寄与しています。

取引時間外の材料に左右されない

基本的に、デイトレーダーは取引時間外に株を保有しているという状況がありません。そのため、取引時間外の材料で保有株の株価が下がるというリスクがゼロというメリットがあります。

企業の業績が公表される決算発表が大引け後に発表され、仮に業績が悪化していた場合、翌日の寄り付きで株価が下がります。また、リーマンショックや金融危機などによる全体相場の急落も、大きな損失を被るのはその時に株を保有している人です。

デイトレードは、株を保有する期間を数分、長くても1日という最小の期限に収めているため、保有によるリスクを最小限に抑えることができます。

1日で完結するため損切りしやすい

株式投資で大きな損をした人のほとんどが「損切り」ができなかったことが原因です。
損切りとは、保有株が下落した際に早めに損失を確定することです。自分の許容範囲内の損失で確定することで、大損のリスクを断ち切るという全ての投資家に必要なスキルです。

しかし、「もう少し待てば株価が戻るかもしれない」といった気持ちから、多くの人が損切りできずに大きな損失を被ります。これは、「損失回避バイアス」と呼ばれる、利益に対する喜びよりも、損失に対する悲しみのほうが大きく感じるという人間の特徴が関係していると言われています。

しかし、デイトレードの場合、1日で取引を完結させます。つまり、含み損があったとしても、売却して手仕舞いする以外方法がありません。仮にそのまま保有する場合、それはもうデイトレードではないからです。損切りのタイミングを逃しても、その日の内に絶対売却すると決めておくのも1つの手です。

もちろん、タイミングを逃さないことが一番なので、失敗しないために守るべき2つのルールにて、後に損切りが原因で失敗しないためのルールをご紹介します。そして、デイトレードには、気をつけるべきデメリットも存在するのでご注意ください。

デイトレードのデメリット

損失の機会も多い

デイトレードは、売買を頻繁に行うことから利益を得るチャンスが多いというメリットがある一方、損失をかぶる機会も多くなるというデメリットがあります。また、小さな利益を積み重ねれば大きな利益となるように、小さな損失でもかさばれば大きくなります。

外的要因を受けない代わりに実力の影響が強く、実力不足の場合すぐに資金が底をつきてしまいます。メリットの裏を返したようなデメリットですが、前述したように「損切り」を徹底すれば損失は自分のタイミングで断ち切ることができます。

利益の大小は待ってみなければ分かりませんが、損失は小さな段階で自主的に確定できるのでそこまで怖いものではありません。

実践できる生活スタイルが限定的

デイトレーダーとはでご紹介したように、デイトレードを継続的に行うには、日中に取引する時間を作れる人でなければなりません。つまり、本格的にデイトレードをすること自体がすでに難しいと言えるでしょう。

かといって、専業投資家を目指すのではなく、移動中や仕事の合間にスマートフォンで取引したり、株を数日間保有するスイングトレードを行うという方法もあります。兼業投資家として投資スキルを磨けば、労働と投資の2本柱で生活を支えられるので更に生活が潤うのではないでしょうか。

手数料がかさばる

株式投資は、証券会社を仲介役として株取引を行うので、取引毎に手数料が発生します。

デイトレードは、取引する回数が多いことから、この手数料を支払う回数も多くなります。そのため、あまりに小さな利益で確定してしまうと、利益が手数料を下回る「手数料負け」が起こるので注意が必要です。

しかし、インターネットの普及と取引手数料の自由化により、近年では手数料が非常に安くなっています。また、証券会社によってはデイトレード向けの手数料体系を展開しているところもあるので、自分の投資スタイルに適した証券会社を選ぶことで、コストを大幅に下げることができます

次は、コストを下げるための証券会社選び、デイトレに適した銘柄の選び方など、デイトレを始めるにあたってやるべきことをご紹介します。

デイトレの始め方と注目銘柄の選び方

実際にデイトレードを始めようと思い立った時、まず初めに守るべきルールがあります。これは、デイトレだけでなく全ての投資スタイルに求められる鉄則なので、是非ご一読ください。そして、デイトレを行うにあたって有利に取引できる証券会社やデイトレに適した銘柄もご紹介します。

デイトレードの始め方

失敗しないために守るべき2つのルール

まず初めに、デイトレ・スイング・中長期投資関係なく、全ての投資家が守るべきルールをご紹介します。投資を長く続けるために必須とも言えることなので、是非ご一読ください。

「損切りルール」を徹底する

ここまで何度か出てきている「損切り」。投資家が大損をする理由の多くが、この損切りを怠ったことが要因になっています。

損切りをうまくできるようにするには、
「儲けたい・損をしたくない」から「元本を守る」へ視点を切り替える必要があります。

これを実現するためのルールが、「資産の2%に当たる損失が出たら損切り」を徹底することです。これを機械的に行うことで損失の大きさを回復できる範囲で抑え、投資活動の寿命を長くすることができます。根拠として、下の表をご覧ください。

損失と残った資金で回復に必要な利益
損失 回復に必要な利益
5% 5.3%
10% 11.1%
15% 17.5%
20% 25.0%
30% 42.9%
50% 100%
60% 150%
90% 900%

5%の損失であれば、残った資金で5.3%の利益を得ることで元本は回復します。しかし、20%、50%と増えていくとどうでしょう。損失が増えるほど回復に必要な利益は飛躍的に増加しており、これほどの利益を簡単にあげて損失を取り戻せるなら、最初から大儲けできているはずです。

現実的に見て資産の5%以内の損失で収めることが前提となり、中でも損切りは2%前後が理想とされています。損失を出さないことよりも、投資活動を長く続けるための視点に切り替えて、うまく損切りと付き合っていきましょう。

投資は「余剰資金」で行う

株式投資は、投資資金以上の金額を扱わなければ、借金を背負うことは絶対にありません。しかし、投資資金そのものが無理して用意したものであれば話は別です。仮に失っても生活に影響しない「余剰資金」で投資を行うことで、生活を脅かすリスクを排除することができます。

資金は、一般的に「生活費」「生活防衛費」「余剰資金」の3つに分けられます。

生活費 生活するための資金で基本的に1ヶ月分を指す。そもそもの生活ができなくなるため、絶対に失ってはいけない資金。
生活防衛費 急な出費や、収入が無くなった時のことを考えて蓄えておく資金。一般的に生活費の3ヶ月~半年分と言われているが、中には100万円と決めている人など、人によって様々。
余剰資金 仮に無くなっても生活には影響しない資金。特に、使う予定が5年以上先の資金が投資に向いているとされており、5年以内に使う予定のある資金はローリスクな運用が適切と言われてる。

株式投資は失敗しても0円以下にはなりません。しかし、生活費や生活防衛費を使った投資で失敗してしまうと、生活のために借金をしなければならなくなったり、自宅や自動車などの資産を売ることになる可能性もあります。
無駄な焦りを誘発することなく、堅実に冷静な判断ができるという面でも、投資には余剰資金が適切と考えられます。

デイトレに有利な証券会社を選ぶ

手数料がかさばるというデメリットがあるデイトレード。そのコストは、利用する証券会社によって大幅に削減することができます。

現物取引の手数料最安「ライブスター証券」

手数料の安さを最大の特徴とする「ライブスター証券」。
取引ごとに手数料を払う場合、10万円までの取引1回で86円、10万円から20万円まの取引1回で104円と圧倒的な安さを誇ります取引頻度が高いデイトレーダーの強い味方です。

約定代金 10万円 30万円 50万円 100万円
約定代金別 86円 194円 194円 367円
一日定額 432円 432円 432円 648円
デイトレは信用取引の手数料無料「松井証券」

松井証券」は、「一日信用取引」が目玉のネット証券です。
なんと、信用取引で購入・売却したその日に反対売買を行うと、約定代金に関わらず手数料が無料。さらに、1回の取引で約定代金300万円以上の場合、金利まで無料になるので、実質コストなしで取引することも可能です。

松井証券の料金体系は、現物・信用取引を合わせた1日約定代金合計で手数料が決まる「ボックスレート」を採用しており、初心者の方でも迷わないシンプルな料金体系です。

約定代金合計 10万円 30万円 50万円 100万円 買方金利 貸株料
手数料 0円 324円 540円 1,080円 3.1% 1.15%
「一日信用取引」なら0円 「一日信用取引」なら0~2%

デイトレ向けの取引ツール

株取引をするには取引ツールが欠かせません。注文を出すだけだから、と適当に選んだものを使ってしまうと、使いづらかったり、操作が遅くなってストレスを感じてしまいます。日々のストレスやメンタルは、取引にも大きく影響することを忘れてはいけません。

松井証券の「ネットストックハイスピード」

1つ目のおすすめ取引ツールは、松井証券の「ネットストックハイスピード」です。
手数料面でもデイトレード向けとしてご紹介した松井証券ですが、取引ツールにおいてもデイトレーダー必見です。

常に持ち株を確認しながら最短1クリックで取引ができ、デイトレ向きツールの一つとして知られています。あらかじめ注文条件を設定しておくだけでクリックひとつで注文確定でき、1分1秒を争うデイトレードでチャンスを掴みやすくなります。

ネットストックハイスピード画像

出典:松井証券

SBI証券の「HYPER SBI」

2つ目のおすすめ取引ツールは、SBI証券の取引ツール「HYPER SBI」です。

40種類以上のテクニカルチャートをカバーしている他、マウスでドラッグ&ドロップするだけで注文ができ、操作がシンプルで速いことが特徴です。細かく利食いを行うデイトレにとって最適な取引ツールと言えるでしょう。

HYPER SBI画像

出典:SBI証券

デイトレに適した注目銘柄の選び方

デイトレードを始める準備ができら、次は実際に購入する銘柄を決めなければなりません。一般的に「この株は上がる!」と購入するのは中長期投資の場合で、デイトレードの場合は、上昇中の銘柄を探しでうまく波に乗ることが重要です。

ここでは、皆さんおなじみの「Yahoo!ファイナンス」で確認できる2つの探し方をご紹介します。

値上がり率ランキングから注目銘柄を探す

値上がり率ランキングに掲載されている銘柄、つまり、現在大幅に株価を伸ばしている銘柄です。日を跨いで保有するには危険な銘柄とも言えますが、株価の細かな動きを利益とするデイトレードにおいては、上昇中の銘柄は大きなチャンスとも言えるでしょう。

値上がり率ランキング画像

もちろん高値で掴んでしまうリスクもあるので、損切りのタイミングをしっかりと守ることが大切です。

出来高増加率の高い銘柄を選ぶ

出来高増加率の高い銘柄は、現在特に注目されている銘柄ということです。頻繁に取引されていることから、自分のタイミング・値段で売買しやすく、普段出来高の少ない市場でも流動性リスクを抑えることができます。

出来高増加率ランキング画像

また、注目されているということは、何かしらの材料によって株価が動いているとも言えるので、デイトレードにおいて儲けのポイントと言えるでしょう。

注目の銘柄が見つかったら残すは取引です。次は、実際の取引で使えるテクニックをご紹介します。

【取引のコツ】デイトレードのやり方

使いやすい証券会社・取引ツール、そして購入すべき銘柄の選び方がわかったら、次は実際にトレードする時に注目すべき手法です。ここでは、デイトレ向けの4つの手法と成功のコツをご紹介します。

VWAPやボリンジャーバンドを利用した「ブレイクアウト手法」

ブレイクアウトとは、一定の範囲内で動いていた株価がその範囲を超える事を意味し、これを利用して売却益を得る方法が「ブレイクアウト手法」です。主にVWAPラインやボリンジャーバンドが目安として使われます。

VWAPライン」とは、売買高加重平均価格と呼ばれる、取引が成立した価格ごとの出来高で加重平均したものです。平均的な約定価格として、リアルタイムの日中足チャートに表示されることもあり、多くの機関投資家が売買の目標値として活用しています

ブレイクアウト手法は、このVWAPラインを下から上に上抜ける瞬間を狙い、大きく値上がるタイミングで仕掛ける手法です。

VWAPライン画像

もう一つ、ブレイクアウト手法に使える指標が「ボリンジャーバンド」です。移動平均線を中心に帯が表示され、「株価の大半がこの帯の中に収まる」という統計学を応用したテクニカル指標です。

ボリンジャーバンド画像

上の画像で赤丸の部分が、買い・売りの均衡により株価が一定の範囲内で動いているところで、この部分を「スクイーズ」と呼びます。そして、一方の勢いに偏った時に株価が大きく動くと「エクスパンション」となります。

エクスパンションは、トレンドに勢いが出たときに見られる形状でトレードチャンスと言える場面です。

株価は下がると上がる?「リバウンド手法」

株価は、急騰・急落した後に逆方向へ動くことが多く見られます。これを反発やリバウンドと言います。特に、寄り付き直後に急落した場合は、大きく反発する可能性が高く、デイトレーダーが利益を得る大きなチャンスと言えるでしょう。

リバウンド画像

何かしらの材料が原因で急騰・急落し、本来の企業価値よりも買われすぎ・売られすぎと判断した投資家たちが逆の注文を出すことでリバウンドが起こります。しかし、材料によってはリバウンドせずに下がり続けることもあるので注意が必要です。特に、不祥事などの事件と言える悪材料には、手を出さない方が賢明だと思われます。

投資家心理を利用した「窓埋め手法」

寄り付きの株価が、前日の終値と比べて大きく差があることを「窓が開く」と言います。そして、寄り付きと終値の差が埋まることを「窓が埋まる」といい、この窓が埋まることを利用した手法が「窓埋め手法」です。

窓埋め画像

まず、窓が開く理由は、東証の取引終了後に決算発表や業績の下方修正が行われることが多く、これらの材料が翌日の寄り付きに反映されるからです。また、NY市場が大きな動きを見せた場合も、日本の株式市場に影響を与えます。

そして、窓が埋まる原因は、急騰・急落後に投資家たちが冷静な判断をしたことによって、株価が適正な値に戻るからです。ある材料により株価が急騰・急落すると、買いが買いを、売りが売りを呼ぶことで本来より過剰に株価が反応します。しかし、時間が立って過剰に反応したことに投資家たちが気付き、窓が埋められます

リバウンドと同じく必ずしも窓が埋まるというわけではなく、窓埋めが完了するまでの形も様々なので、難易度が高いと言える手法です。

簡単そうで実は厳しい「1円抜き」

デイトレードの手法について調べていると、一見簡単そうな手法に「1円抜き」という方法を目にすることがあると思います。

100円で買って101円で売れば利益がでるように、株価が1円上がれば売り抜けるという手法です。確かに、日々変動する相場では1円動くというのはザラにあり、1円抜きをするチャンスが多くあります。

しかし、1,000株買って1円抜きに成功しても利益は1,000円、さらに手数料も考慮するとほとんど手元に残りません。ということは、大量の株を購入するか何回も成功させるかしなければそれなりの利益を得ることができないということです。

さらに、株価が1円上がることが容易ということは、1円下がることも簡単です。そして、手数料があることから、1回成功1回失敗の場合トントン、ではなくマイナスになってしまいます。つまり、相当勝ち続けなければならない上に、少し負けるだけで利益をすべて失うことになります。

名前とは裏腹に非常に厳しいトレード方法であるため、実践することはおすすめしません。

デイトレ成功のコツは「取引前に日足でトレンドを確認」

当たり前のことと思われるかもしれませんが、上昇トレンドの時は株価が上がりやすく、下降トレンドのときは株価は下がりやすくなります。

つまり、
上昇トレンド=株価が上がりやすい=始値より終値のほうが高くなりやすい
下降トレンド=株価が下がりやすい=始値より終値のほうが安くなりやすい

取引前に今日がどちらに当てはまるのかを確認、意識するだけで戦略の立てやすさは雲泥の差です。ネット上では、株初心者が短期間で莫大な利益を得たという話も耳にしますが、たまたま上昇トレンドの時に購入していたということが多く見られます。

上昇トレンド(下降トレンド)は、寄り付きから大引けにかけて上昇(下落)し、所々で株価調整として逆の動きをする。ということが多く、上昇トレンドでは買い・下降トレンドでは売りを軸に取引し、株価調整のタイミングでは取引しないことがコツです。

無理に取引するのではなく、勝てる確率の高い取引を行いましょう。

まとめ

ここまで、デイトレードに必要な資金や始め方などの基本的な部分から、実際に使える手法までご紹介してきました。少額から始められることから、多くの株初心者の方が挑戦するデイトレードですが、蓋を開けると中長期投資よりも難しいとも言える投資スタイルです。

投資を長く続けるには「利大損小」が求められますが、コツコツ利益を確定し、徹底した損切りで損失を抑えるデイトレードでは、「利小損小」になってしまうので純粋な勝率が求められます。リスクや取引に必要な時間を考えると、基本的には中長期投資、時間がある時にデイトレを挟むといった2つのスタイルで投資を楽しむのも良いかもしれません。

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