割安株(バリュー株)とは?

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割安株(バリュー株)といえば、企業の業績に比べて株価が安い株式を指します。優良企業の株を割安なときに購入するバリュー投資は、一旦買ってしまえば後は放置しておくだけで、配当金や株主優待を受け取りながら株価の上昇を待つことができる、株初心者にもおすすめの投資法といえます。

割安株は、企業の業績と重要な指標から、現在の株価と企業の純資産や純利益などを確認して、銘柄の割安度を測りながら見つけることができます。優れた成長性を秘めた割安株の具体的な銘柄選定方法や指標の見方をマスターしたい方も多いのではないでしょうか?

ここでは、割安株(バリュー株)の特徴や注意点、バリュー投資の魅力、割安株の選定するためのスクリーニング条件、そして最後に、実際にスクリーニングを行った割安株ランキングをご紹介します。

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割安株(バリュー株)とは?

株式投資を行っている人であれば、業績の良い企業の銘柄が割安で放置されていれば、迷わず買いたくなるものです。ここでは、企業として高い価値が見込めるのに株価の低い「割安株(バリュー株)」とはどんな銘柄なのか?魅力と共にご紹介します。

好調な業績を秘めた割安株

割安株」とは、「バリュー株」とも呼ばれ、企業価値(利益や資産など対しての評価)と比べて、株価が低い水準にある銘柄をいいます。これは様々な判断基準から見て、株式市場の平均値や同業他社と比較して割安と判断される銘柄や、過去の株価から見て、現在の株価が割安とされる銘柄などを指しています。

基本的に割安株というと、PER(株価収益率)・PBR(株価純資産倍率)などの指標面が適正値よりも良い数値の銘柄、チャートを見たときにローソク足が右肩下がりになっている銘柄があげられます。

好調な業績を秘めた割安株の画像

上記画像は【5301】東海カーボンの株価チャートで、株式市場では大きな注目を集める銘柄です。東海カーボンは、タイヤの補強材として主に利用されているカーボンブラックの製造と販売が主力の企業で、他にも黒鉛電極事業やファインカーボン事業も行っています。

半導体、太陽電池メーカーを中心にファインカーボンの需要が高まり、2018年12月期は、売上高が約2倍の2,040億円、営業利益が5.7倍の657億円に伸びると見通されています。期中にもすでに2回の上方修正を行っていて、好調な業績もあり、株価は2年で約8倍になりました。

業績好調で株価が上昇するのはもちろんですが、上昇後の現在でも割安度を表すPERが6.4倍と割安な数値になっていて、同じ業績が続くのであれば圧倒的に割安な価格です。このように割安株は、株価と比較して安定した収益性や成長性を含んだ企業価値を持っているのが特徴で、リスクを抑えた長期投資に向いているといえるでしょう。

バリュー株とグロース株の違い

バリュー株」とよく比較される「グロース株」、株取引を始めたばかりの初心者は、その違いや向き不向きを知りたいという方も多いのではないでしょうか?

バリュー株は、現在の株価が過去の水準と比べて割安な状況にある株式ですが、グロース株は現在の株価が多少割高でも、企業の成長性で購入を判断する株式です。

グロース株は、「成長株」とも呼ばれ、企業利益の成長率が高く、株価の上昇が期待できる株式を指しています。市場シェアが大きい商品やサービスを持っていて、増益し続けている企業で投資家からの人気が高い銘柄が多いです。

相場状況によってどちらが儲かる株式であるかは変化するので一概には言えませんが、自分なりにバリュー株とグロース株のメリット・デメリットを考えることで、自分に適した取引手法を見つけて、実際に株式投資を行っていくことが重要になります。

バリュー株とグロース株の違いが分かったところで、バリュー株の魅力をご紹介します。

株初心者でもリスクを抑えて稼ぎやすい!割安株の3つの魅力

割安株の大きな魅力は、ローリスクな長期投資が少額資金でもスタートできること。なぜ株初心者でも手軽に始められ、忙しい人でも稼ぎやすいのか?具体的な割安株の魅力を見ていきましょう。

割安株の魅力は以下の3つです。

  • 含み損を抱えるリスクの低さ
  • 初期費用の安さ
  • 長期投資で時間を取らない

割安株は、過去の水準よりも低い割安な株価の時に購入するため、そこから更に下落して含み損を抱えるリスクが低いです。もし、一時的な下落が見られた場合でも、企業価値と比べて割安な株価であることから、適正価格の水準まで戻るという考え方です。

初期費用も成長株など、他の株式を購入するときに比べて少ない費用で購入できるので、多くの資金を用意できない株式投資を始めたての少額投資に向いています。

また、基本的に銘柄に注目が集まっていない間に購入し、長期保有するので毎日株価を確認する必要がなく、配当を受け取りながら株価の上昇を待ちます。そのため、安心して仕事や家事も行えて、実際に取引しやすい株式です。

このように、割安株はリスクを抑えて利益を伸ばす取引を行うのに適した魅力を持っています。しかし、割安株を見つけることができなければ、せっかくの魅力を活かして株式投資を行えません。

次は、割安株を見つける際に注目すべきスクリーニング指標と、探し方をご紹介します。

割安株を見つける代表的なスクリーニング指標と探し方

割安株といっても、株価が安いだけでは意味がありません。本来持っている企業の価値と比べて株価が低い必要があります。ここでは、株式投資の代表的な取引手法である割安株(バリュー株)投資を行う際に、抑えておくべき指標と注意点をご説明します。

PER(株価収益率)5倍~15倍

PER(株価収益率)」とは、株価が1株当たり純利益の何倍の値段がつけられているかを意味する指標です。現在の株価を企業の利益水準と比べて、割安か割高か判断する目安として使用します

-計算式-

PER(株価収益率)=株価÷EPS(1株当たり純利益)

または

PER(株価収益率)=時価総額÷純利益

※1株当たり純利益は当期の予想数値を使用するのが一般的です。
なぜ、計算方法が2種類あるかというと、「株価=時価総額÷発行株数」、「EPS=純利益÷発行株数」となり、どちらも発行株数で割るので比率が違うだけで同じ意味を表すためです。

例)株価が1,000円、EPSが50円のA企業と株価が1,000円、EPSが100円のB企業の場合

A企業 B企業
株価 1,000円 1,000円
EPS
(1株当たり純利益)
50円 100円
PER 20倍 10倍

このように同じ株価でも1株当たり純利益が高いB企業のほうが、より収益性の高い株式と判断できます。株価が1株当たり純利益の何倍の価格になっているか明確になり、PERが高いほど割高、低いほど割安となります。

日本株の基準となるPERは15倍程度とされていて、15倍よりも高ければ割高、低ければ割安ととらえます。また、低ければ低いほど良いわけでもなく、下限は5倍とするのが一般的です。

PBR(株価純資産倍率)1.5倍以下

PBR(株価純資産倍率)」とは、株価が1株当たり純資産の何倍の値段がつけられているかを意味する指標です。現在の株価を企業の資産価値と比較して、割高か割安か判断します

-計算式-

PBR(株価純資産倍率)=株価÷BPS(1株当たり純資産)

または

PBR(株価純資産倍率)=時価総額÷純資産

※1株当たり純資産は当期の予想数値を使用するのが一般的です。
計算方法が2通りある理由は、先ほど説明したPERと同じく「BPS(1株当たり純資産)=純資産÷発行株数」となり、比率が異なるだけで同じ意味を表しているからです。

株式投資の世界では、PBR1倍を株価の底値の目安として扱うことが多いですが、近年は1倍を下回る銘柄も多く、低位株に含まれることもあるので、ここでは1つの目安として扱われることの多いPBR1.5倍以下をスクリーニングの条件とします。

ROE(自己資本利益率)

ROE(自己資本利益率)」とは、企業の自己資本に対する純利益の割合で、株主から集めたお金をどのくらい収益増加に活かせているかの割合を示しています。ROEが高いほど、株主の資金を効率的に使用して、利益を上げる能力の高い経営を行っていると判断できます。

-計算式-

ROE(自己資本利益率)=EPS(1株当たり純利益)÷BPS(1株当たり純資産)

または

ROE(自己資本利益率)=純利益÷純資産

※1株当たり純資産と純利益は、当期の予想数値を使用するのが一般的です。
日本株のROE平均は5%程度で、5%以上の数値が良い企業の判断基準とされています。そのためここでは、ROE5%を以上をスクリーニング条件に使用します。

配当利回り

配当利回り」とは、購入した株価に対して1年間でどのくらいの配当を受け取ることができるかを表した指標です。配当利回りが高いほど、投資額に対しての還元率も高く、資金効率の良い株式投資を行うことに繋がります

-計算式-

配当利回り(%)=1株当たり配当額÷株価

配当金額が同じで購入株価が高いと配当利回りは下がり、購入株価が安いと配当利回りは上がります。配当利回りの高い割安株を購入すれば、保有して上昇を待っている間配当を受け取り続けることができます。

配当利回りの目安は2%以上で高配当とされていますが、中には5%以上という極端な高配当銘柄も存在しています。極端な高配当銘柄は減配されるリスクも高いため、安定した配当利回りの銘柄を選ぶことが重要になり、以上のことから、配当利回り2%以上の銘柄をスクリーニングの条件とします。

時価総額

時価総額」とは、その時の企業の株価総額を表し、株価だけでは企業ごとに開きがあって比較が難しい企業の価値を把握できます。株価が低くても発行済み株式数が多ければそれだけ企業の価値が高いという正当な評価に繋がります。

企業の市場での価値が正確にわかると比較しやすく、比較の信憑性も高まります。そして外国企業とも比較して評価をすることができるため、評価方法としては効果的です。

-計算式-

時価総額=株価×発行株式数

時価総額で判断すれば、資産価値を変えずに正当に比べることができ、時価総額が大きいほど大きな企業という解釈になります。ここでは、割安株には中小企業が多いため、10億~300億円を判断基準として使用します。

割安株(バリュー株)投資に最適なスクリーニング条件と注意点

ご紹介してきたスクリーニング条件を以下の表にまとめました。

PER(株価収益率) 5倍~15倍
PBR(株価純資産倍率) 1.5倍以下
ROE(自己資本利益率) 5%
配当金利益率 2%以上
時価総額 10億円~300億円

指標の数値が極端に上下へ触れている場合には注意が必要です。先ほど、株主から集めた資金を効率的に使用できているかを表すROEは5%以上が優良企業と述べましたが、ROEが高くても赤字続きであったり、返済期間の短い借金が多くあるなど、指標だけではわからない部分があります。

収益が同じでも会社の負債が多くなれば、自己資本が少ない状況になり、自然とROEは高まります。このように、割安で放置されている株式の行き過ぎた指標の数値には理由があり割安株に見えても業績が悪かったり、経営が不安定であったり本当は買ってはいけない銘柄の可能性を考えるべきです。

そのため、1つの指標だけを見て割安であると判断するのではなく、業績や負債の額など、他の角度から分析する必要があります。また、PBRやPERなどの平均値は業種ごとに異なるので、業種別の平均値と比較することも重要です。

割安株の見つけ方が分かったところで次に、優良な割安株を運用する「バリュー投資」の魅力をご紹介します。

割安株は長期運用で大化けも!?バリュー投資の魅力

バリュー投資は、その企業の「収益性・資産・成長性」などから本来の価値を見極めて、割安であると判断した価格で購入する投資法です。ここでは、初心者でも実践しやすいバリュー投資の魅力をご紹介します。

成長性のある割安な株を購入するため、大化けの可能性がある

バリュー投資は、優良企業の株を割安な時に購入するので、業績不振や倒産リスクを限りなく低くしたうえで、長期保有することにより高値をつけて大化けする可能性があります。

また、安値で購入することは割安感が株価の支えとなって、購入した価格から更に下落するリスクが低く、長期運用に向いている銘柄と言えます。

割安で放置されている銘柄は、急な資金流入が入ると出来高の急増に伴って急騰し、大化けすることがあり、特に割安で放置されているテーマ株や注目の集まっている業種の出遅れ株に比較的よく見られる特徴です。

短期トレードと違い、株価の変動に一喜一憂しなくていい

バリュー投資では一旦購入してしまえば、取引時間中に値動きを確認し続ける必要がないので、株価の変動にハラハラすることがありません。

売買のタイミングを計る必要が無く、取引時間中にパソコンやスマートフォンに張り付く必要がないため、昼間は仕事や家事で忙しい方でも比較的始めやすい投資手法です。

割安な成長株を探し出せれば、買った後に放置するような運用でも十分に利益を狙えます。また、基本的に長期での運用を行うので、安定的に配当を受け取りながら値上がりを待つことができるのは、大損しにくく、リターンの得やすいバリュー投資ならではの大きな魅力と言えるでしょう。

割安株(バリュー株)のおすすめ銘柄ランキング2018

先ほどのスクリーニング条件から抽出し、株価の割安性を表すPER順に表示した「業績の良い割安株(バリュー株)ランキング」をご紹介します。企業ごとの解説や指標データもあるので割安株を見つけ出し、バリュー投資にお役立てください。

順位 証券コード 企業名 業種 PER
(倍)
株価
(円)
1 6373 大同工業 機械 5.1 1,134
2 7523 アールビバン 小売業 5.38 701
3 5922 那須電機鉄工 金属製品 5.39 4,195
4 1718 美樹工業 建設業 5.4 4,940
5 4656 サン・ライフ サービス業 5.48 1,015
6 8877 日本エスリード 不動産業 5.53 1,589
7 7298 八千代工業 輸送機器 5.54 1,140
8 7879 ノダ その他製品 5.54 1,075
9 6513 オリジン電気 電気機器 5.63 1,690
10 1770 藤田エンジニアリング 建設業 5.74 905

※2018年8月13日時点

【6373】大同工業

株価 PER PBR ROE 配当利回り 時価総額
1,134円 5.10倍 0.45倍 8.18% 3.09% 121.72億円

大同工業は、二輪車チェーンを主力に、バイク、農業機械用のリム・ホイール関連製品やコンベアシステムなども手掛けています。チェーンの分野においてはパイオニア的存在であり、同時に福祉機器の開発にも力を注いでいて、国内初の階段昇降機を開発したことで有名です。

2018年3月期第2四半期決算では、売上高が前年同期比7.6%増、営業利益6.4%増、形状利益19.5%増と増収収益を確保しました。国内でバイク完成車メーカー向けの受注が好調な他、中国において日経自動車完成車メーカー向けの受注が好調だった背景がありました。

また、2018年3月期は1株当たり35円と配当利回りも高く、増収、2桁増益も達成していて好調です。アジアを中心に海外への開拓も行っているため、指標面でも業績面でもバリュー投資に最適な銘柄と言えるでしょう

【7523】アールビバン

株価 PER PBR ROE 配当利回り 時価総額
701円 5.38倍 0.73倍 12.40% 4.28% 108.40億円

アールビバンは、展示会を催して版画作品の販売を行っている企業で、アート雑貨・キャラクター雑貨の販売や顧客向け金融サービスも行っています。子会社の営む三重県のホテルを今秋に譲渡してホットヨガスタジオなどの健康産業事業に力を入れる方針としました。

2018年3月期の決算は横ばいの結果となり、リゾート事業と健康産業事業のマイナス収支を主力のアート関連事業と金融サービス業の堅調な営業収益で支えています

2016年3月期以降不調な、健康産業事業のホットヨガスタジオを強化・育成に集中することから今後の業績・好材料など動向に注目です。

【5922】那須電機鉄工

株価 PER PBR ROE 配当利回り 時価総額
4,195円 5.39倍 0.36倍 6.25% 2.38% 50.34億円

那須電機鉄工は、電力・通信事業を中心に、建築・道路関連事業、ガラス・樹脂関連事業も展開している企業です。送電用鉄塔が代表製品で、現在は事業の選択と集中を推進しています。建築・道路事業は好調で、コスト削減と採算性改善が収益に繋がりました。

2018年3月期決算は、事業好調で増益でしたが特別損失の計上により、7億5,400万円の赤字で終えました。2019年3月期決算予想は、特別損失の減少と業績好調により2億4,000万円の黒字を9億800万円に大幅上方修正し、最終黒字転換見通しです

前期の赤字を埋める大幅な上方修正が行われ、株価の上昇を後押しになっている現在、今後の業績・好材料に期待できるでしょう。

【1718】美樹工業

株価 PER PBR ROE 配当利回り 時価総額
4,940円 5.40倍 0.48倍 8.27% 2.02% 56.96億円

美樹工業は、建設工事と設備工事が主力の建設会社です。大阪ガスの指定工事会社として都市ガスの敷設工事を手掛けていて、子会社では戸建住宅の販売も行っています。

2018年12月期1Qでは、主力の設備事業の繰り越し工事高の減少や建設資材の高騰、工期の長い案件の影響で売上高が減少し、収益の圧迫に繋がり減収、減益でした。

工期の長い案件が終了するまでは株価は伸び悩みそうですが、2019年12月期決算予定で太陽光発電設備の回復を見込んでいて、株価も上値抵抗線を抜けて緩やかな上昇基調のため、今後の好材料・業績に注目したいところです。

【4656】サン・ライフ

株価 PER PBR ROE 配当利回り 時価総額
1,015円 5.48倍 1.04倍 16.43% 3.05% 69.22億円

サンライフは、神奈川県で式典事業やホテル事業を展開し、ペット葬事事業なども手掛けています。ホテル事業では、WEB広告を推進していて、2018年2月にはファミリーホテル高尾を新設し、神奈川県内に複数あるその他のファミリーホールの稼働は順調です。

主力の式典事業は葬儀件数の増加により売り上げ好調で、2018年3月期決算は最終2桁増益で、2019年3月期決算も2桁増益が見込まれています。

業績計画では、強弱感が均衡していますが、配当利回りに対する割安感が株価の上昇をサポートしていて、業績が堅調なこともあり、今後の株価上昇に期待が持てる割安な銘柄だと言えるでしょう。

【8877】日本エスリード

株価 PER PBR ROE 配当利回り 時価総額
1,589円 5.53倍 0.63倍 10.41% 2.20% 245.75億円

日本エスリードは、大阪に本社を構え、近畿圏でマンション供給を行っているマンションの企画・開発・販売を主力とする不動産会社です。

2019年3月期1Qは、不動産事業の低調が響いて業績が伸び悩んでいますが、マンション管理事業などその他事業は堅調なため、2019年3月期通期では、増収・増益計画となっています

株価が下落基調で、PBRも1倍を割るなど割安感があり、バリュー投資の候補にいれておいても良いでしょう。業績見極めムードが台頭している中、今後の業績の行方に注目が集まっています。

【7298】八千代工業

株価 PER PBR ROE 配当利回り 時価総額
1,140円 5.53倍 0.47倍 7.91% 2.81% 274.09億円

八千代工業は、燃料タンクとサンルーフが主力で、海外売り上げ高比率が高いホンダ系自動車メーカーです。受託生産事業はホンダに譲渡し、自動車部品は受注増により損益が改善されました。

2019年3月期1Qは、増産対応費用が重しになりましたが増収で終え、現在は中国をはじめとするアジアで受注増や為替換算上の影響もあって堅調な様子が保たれています。そのため、2019年3月通期は最終増益の見通しがたてられています。

1Q決算は収益鈍化となりましたが、株価指標の下値余地は限定的で、当面の株価は下値の堅い展開が予想されているため、増益の見通しの中での株価下落で割安感が感じられます。

【7879】ノダ

株価 PER PBR ROE 配当利回り 時価総額
1,075円 5.54倍 0.79倍 12.69% 2.39% 186.39億円

ノダは、床材から内壁材、内装ドア・引き戸、クローゼットなどの内装建材を手掛ける住宅建材事業が主力です。廃木材チップを有効活用できるMDFを建材製品や家具などに展開し、合板事業も行っています。

2018年11月期決算では、国産信用樹合板が好調でしたが、輸入合板コストが増加し苦戦しながらも増収で終えました。2019年11月期決算は、国内合板堅調で住宅建材も堅調が予想されています

営業利益は堅調に増加していて、株価の推移も安定が予想されているため、手堅い業績から投資家達の支持を高める材料が期待できそうです。

【6513】オリジン電気

株価 PER PBR ROE 配当利回り 時価総額
1,690円 5.63倍 0.5倍 8.21% 2.37% 113.23億円

オリジン電気は、電源メーカーの大手で、システム機器、合成樹脂塗料、半導体デバイス、精密機構部品など幅広い事業をバランスよく展開している企業です。

2018年3月期は繰り越し税金資産積み増しもあり、純利益が黒字転換し2019年3月決算予定も大幅増益計画となっています。高電圧電線の液晶製造装置向けと製膜装置向けが好調で医療用、半導体用、環境対応も回復しました。

メカトロニクス事業は競争激化していますが、車載、産業用DBに巻き返し余地があり、株価は安値圏ですが、業容も良く割安感があり、適正価格に向けた戻りが期待できるでしょう。

【1770】藤田エンジニアリング

株価 PER PBR ROE 配当利回り 時価総額
905円 5.74倍 0.74倍 11.64% 2.65% 105.89億円

藤田エンジニアリングは、空調、衛星工事や電気工事、メンテナンスなどを行う群馬県地盤の総合設備会社で、機器販売や電子部品製造も手掛けている企業です。

2019年3月期は、ビル設備や環境設備工事の受注と機器メンテナンスが好調ですが、労務費上昇や資材費高が重しとなり、営業益が反落すると見られています。

2017年11月に発覚した従業員横領の過年度課税は消え、指標面の割安感から株価の上昇に期待ができるでしょう。

まとめ

割安株(バリュー株)の特徴や注意点、バリュー投資の魅力、割安株の選定するためのスクリーニング条件、そして実際にスクリーニングを行った割安株ランキングをご紹介してきました。

指標面や業績はいたって好調・堅調なのに株価が低すぎたり、注目されている株式テーマ・業種なのに株価が上昇していない割安株は、まだ気づかれていないだけで将来的には株価の大きな上昇が期待できます。

代表的な投資手法である割安株のバリュー投資をマスターして、安定的な会社と自らの将来に投資していきましょう。

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