大型株・中小型株とは?初心者必見!分散投資に役立つ指数とファンド

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銘柄が「大型株」や「小型株」といった規模別に分類されているのはご存知でしょうか?株式投資について詳しく調べていると、必ずと言っていいほど出てくる言葉です。

この大型株・小型株といった組分けは、
東京証券取引所によって「時価総額と流動性」で分類されています。

また、株初心者の方であれば、「どの規模に投資すればいいのか?」という疑問を抱えることもあるでしょう。このページでは、大型株・小型株の定義や、それぞれのメリット・デメリットといった基本的な部分はもちろんのこと、「どちらに投資すべきか」の考え方や投資方法までご紹介します。

どの規模の銘柄が自分の投資スタイルに合っているのか、または、銘柄の規模から目標とする投資スタイルを見つけるため、是非お役に立てればと思います。

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大型株・中小型株とは

大型株・小型株などといった銘柄の規模は、基本的に時価総額の大きさと流動性で分類されます。ここでは、大型株・小型株の定義とそれぞれの特徴についてご紹介します。

大型株・小型株は、時価総額と流動性で決まる

東証一部の全銘柄は、東京証券取引所によって時価総額の大きさと流動性の高さで
大型株」「中型株」「小型株」の3つの規模に分類されています。

1つ目の条件「時価総額」とは、企業価値を計るための指標の1つで、「株価 × 発行済株式数」で算出します。一般的に、企業の利益や資産が大きいほど時価総額も高くなり、時価総額のトップ層には大企業・有名企業が名を連ねます。

東証一部 時価総額トップ5
順位 企業名 株価 発行済株式数 時価総額(百万円)
1 トヨタ自動車 6,724 3,262,997,492 21,940,395
2 ソフトバンクグループ 9,821 1,100,660,365 10,809,585
3 NTTドコモ 2,820 3,782,299,000 10,666,083
4 日本電信電通 5,002 2,096,394,470 10,486,165
5 三菱UFJフィナンシャル・グループ 668 13,827,607,320 9,238,224

2つ目の条件「流動性」とは、どれだけ取引されているかを表す言葉です。流動性が高い=多く取引される銘柄は、売りたい時に売れ、買いたい時に買えるので取引が成立しやすくなります。

逆に流動性が低いと、買いたくても売りに出ておらず、逆に株を売ろうと思っても買い手がいないので、自分のタイミングで売買することが難しくなります。売りたい時に売れなければ、次の投資金が用意できず、買い手のいない株を持ち続けなければなりません。

資産と利益が大きく「時価総額」が高い大企業で、なおかつ取引が頻繁に行われている「流動性」の高い銘柄から順番に大型・中型・小型株と分類されます。

大型株の定義

先程ご説明した条件で順位をつけ、上位100位以内の銘柄が「大型株」と定義されます。

「時価総額が高い」ということからも分かるように、大型株には、企業規模が大きく業績も比較的安定した会社が多く、これらの大型株だけで東証1部の時価総額の約6割を占めていると言われています。

また、よほど大きな取引がなされない限り、大幅な値動きをすることはありません。大型株が10%を超える値動きを見せるケースに至っては、大きな不祥事が発覚した場合や、世界的な金融危機が起こった場合などに限られると言っても過言ではありません。

中小型株の定義

東証による順位付けで、101位~400位までの銘柄が「中型株」と定義されます。
中型株を小型株と一緒にご紹介する理由は、大型株と中型株の間に位置する中型株には、これといった特徴がないからです。「中型株を狙った投資」というよりは、小型株の範囲を広げた「中小型株を狙った投資」に使われます。

大型株・中型株以外の銘柄、つまり、400位以下の銘柄全てが「小型株」と定義されます。
大型株に比べて、時価総額や発行済株式数、流動性が低いため株価が変動しやすく、大きな材料などで株価が急騰・急落する可能性が高くなります。株価の変動による売却益が得やすいため、個人投資家に人気の株式です。

また、流動性が低いことから、売買金額の大きい取引がしづらく、機関投資家の投資対象になりにくいといった特徴も持っています。

次は、これらの特徴による「大型株」「小型株」のメリット・デメリットをご紹介します。それぞれの良し悪しを活かすためにも、投資スタイルに合ったメリットを持つ規模を探しましょう。

大型株のメリット・デメリット

大幅な値動きをしにくいといった特徴を持つ大型株ですが、その特徴はメリットだけでなくデメリットにもなり得ます。ここでは、大型株に投資するメリット・デメリットをご紹介します。

大型株に投資する4つのメリット

小さい値動きでローリスク・ローリターン

1つ目のメリットは、大型株最大のメリットとも言える「安定した値動き」です。
大型株には、自動車や通信、薬品業界など私たちの生活に身近な商品を扱っている大手企業が多く含まれます。つまり、大型株とされる企業が扱う商品はすでに世間に浸透しており、業界自体が成熟しています。

業界が成熟しているということは、安定的な商品供給・業績に期待できることから、株価も安定した動きを見せます。基本的に1日の値動きは数%ほどなので、大きな売却益は期待できませんが、逆に大きな損失をする可能性も低い「ローリスク・ローリターンな投資」が可能です。

長期投資向けの安定した配当金と株主優待

2つ目のメリットは、「安定した配当金と株主優待」です。
配当金とは、企業が得た利益を株主に分配する制度で、業績や利益の安定している大型株は、配当金や株主優待も安定して支払われます。

先程ご紹介した値動きのメリットに加え、保有しているだけで利益が得られる配当金・株主優待の充実度により、大型株は配当金・株主優待を目的とした長期投資にピッタリの銘柄と言えるでしょう。

また、中には利回り3%を超える銘柄もあり、銀行の預金が超低金利の今、大型株への長期投資を始める方が多くなっています

株の売買に困らない流動性の高さ

3つ目のメリットは、すでにご存知の「流動性の高さ」です。
流動性が高い、つまり、頻繁に取引されているので、いつ売買しても取引が成立しやすくスムーズな資金移動が可能です。

また、買いたい人・売りたい人が多いことで値が飛びにくく、株価が上下するときも細かく値を刻んで変動するので、株が売れずにいきなり大損に巻き込まれるといったリスクも削減されます。

情報・材料を集めやすい

4つ目のメリットは、「情報・材料を集めやすい」ことです。

有名企業・大企業が多いことから、テレビのニュースや新聞でも取り上げられることが多く情報や材料を目にする機会が多くなります。また、注目度の高さから材料は話題になりやすく、簡単に手に入れることができます。

ここまで、大型株の4つのメリットをご紹介してきました。次は、大型株のデメリットについて触れていきたいと思います。

大型株に投資する3つのデメリット

大きな売却益が期待できない

1つ目のデメリットは、先程メリットとして紹介した「安定した値動き」です。中長期投資の観点で見ればメリットである安定した値動きも、投資方法が違えばデメリットとなります。

安定した値動きというのは、あくまで損をしにくいローリスクな投資ができる、ということがメリットになります。しかし、裏を返せばリターンも小さくなってしまうことから、株価変動を利用して売却益を得る短期投資などには向いていないと言えるでしょう。

日経平均など全体相場の影響を受けやすい

2つ目のデメリットは、「日経平均の影響を受けやすい」ことです。

大型株の特徴として、日経平均などの全体相場と同じようなチャートを形成するということが挙げられます。景気が良く株式市場が上がっている場合は、余程の悪材料が出ない限り基本的に安定して上昇トレンドを描きます。しかし、景気悪化などで日経平均が下落の流れになると、業績の良い大型株でさえ連鎖的に株価が下がってしまいます

具体例として、好業績な大型株の代表格「花王(4452)」のチャートを元に、2015年8月~9月に起こったチャイナショック時の値動きを見てみましょう。

チャイナショック時の花王(4452)株価チャートの画像

ご覧の通り、業績に問題がなくてもチャイナショックの期間大きく株価を下げています。さらに、同じ期間の日経平均と比較してみると同じような動きをしていることが見て取れます。

花王と日経平均の比較(どちらも同じような値動きをしている)画像

このように、企業自体に悪材料がなくても、景気などの全体相場による影響で株価が下落することもあるので注意が必要です。

機関投資家や外国人投資家の投資対象

3つ目のデメリットは、「機関投資家や外国人投資家の投資対象」であることです。

業績・値動きにおいて安定が期待でき、国際的にも信頼度の高い企業が多く含まれる大型株は、個人投資家だけでなく機関投資家や外国人投資家など巨額の資金を扱う投資家にも買われています。

機関投資家とは、保険会社や銀行など、個人投資家とは比べ物にならない巨額の資金の運用を行う大口投資家のことを意味します。また、外国人投資家とは、一般の外国人だけでなく、海外の機関投資家や投資信託も含まれるので、こちらも巨額の資金を運用している大口投資家です。

機関投資家は、基本的に短期の売買を行わず、優良企業の株を綿密に調査した上で購入し、長期的な企業の成長や経済状況を見ながら運用します。また、上昇トレンドに乗り始めると、その巨額の資金で買い足したり、下降トレンドになれば大量の売りが出るなど、株価に影響を及ぼすので注意が必要です。

小型株のメリット・デメリット

大型株とは違って大きな値幅が狙える小型株は、個人投資家に人気の銘柄となっています。ここでは、小型株が人気の理由でもあるメリット、そして注意すべきデメリットもご紹介します。

小型株に投資する4つのメリット

知名度・信頼性が低く値動きが大きい

1つ目のメリットは、やはり「値動きが大きい」ことが挙げられます。

知名度・信頼性が低いというのは、一見デメリットのように思えるかもしれませんが、世間的に知名度が高く倒産や業績悪化のリスクが少ない銘柄は、多くの投資家が購入・保有することになり、大型株のように安定した株価になってしまいます。

小型株は知名度・信頼性が低いからこそ、好業績や流行で株価が大きく伸び、業績悪化などの悪材料で下落するという大きな値動きが期待できます。これにより、少ない投資資金でも効率良く値幅を取ることができ、個人投資家に人気の投資対象となっています。

機関投資家の投資対象になりにくい

2つ目のメリットは、「機関投資家の投資対象になりにくい」ことです。

大型株のデメリットとして、機関投資家の投資対象であることが挙げられましたが、小型株は逆に狙われにくいことが特徴となります。機関投資家の扱う膨大な資金で流動性の低い小型株を売買すると、自分の売買で値崩れを起こしてしまいます。そのため、機関投資家が小型株に投資することは難しいとされています。

また、株式を5%買付けた時点で公表しなければいけないルール(5%ルール)が設けられており、発行済株式数の少ない小型株では、買い集めていることがすぐにバレてしまうということも理由の一つです。投資のプロである機関投資家がいない土俵は、絶好のチャンスと言えるでしょう。

しかし、株式市場自体に資金が回ってきていない場合、安定的な値動きが特徴の大型株は更に値動きが少なくなり、機関投資家が利益を出すことが難しくなります。その場合、投資対象を中小型株にすることもあり、大きな株価変動の要因になるので注意が必要です。

お買い得な「お宝銘柄」「割安株」が多い

3つ目のメリットは、「割安で放置されている銘柄が多い」ことです。

割安で放置されている株を「割安株」「バリュー株」と呼び、その会社の収益力・資産などに対する評価よりも株価が低い銘柄を意味します。大型株を大手チェーン店だとすると、小型株は言わばフリーマーケットや古本屋のように、必ずしも価値=値段とは言えない掘り出し物が存在するお店と言えるでしょう。

大型株は大勢の投資家に認知・注目されており、IRニュースが発表されると即座に株価へと反映されてしまいます。一方、小型株は銘柄数が多いこともあり、全てが投資家に監視されている訳ではありません。また、テレビに取り上げられることも少なく新たに認知される機会がないまま割安で放置されている「お宝銘柄」が眠っている可能性があるのです。

割安株の見つけ方については「割安株(バリュー株)とは」にて詳しくご紹介しています。

新たなビジネスモデルで高成長・大化けが期待できる

4つ目のメリットは、「高成長・大化けが期待できる」ことです。

私たちの生活に定着した事業を行っている大企業とは反対に、小型株に含まれる企業は、まだ始まったばかりの事業・成長途中の事業を行っていることが多いと言えます。つまり、これらの事業が私たちの生活に浸透するまで成長すれば、株価はどうなるでしょうか?言うまでもなく、非常に大きな利益が期待できますよね。

例えば、人気スマホアプリ「パズル&ドラゴンズ(パズドラ)」を手掛ける「ガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765)」は、空前のパズドラブームを巻き起こし成功を収めました。また、流行の波に乗って株価は瞬く間に値を上げ、多くの投資家が膨大な利益を得ることに成功しました。

ガンホー・オンラインエンターテイメント(3765)の株価チャート画像

当時、約10円台を推移していた株価は、パズドラブームによって1年足らずで1,300円台まで値上がりを見せました。もし、株価10円台のガンホー株に100万円の投資をして、高値の1,300円で売り抜けることができていたなら、1億3,000万円もの売却益を手にすることができていたことになります。

今の時価総額が小粒でも、企業が行っている事業が爆発的に流行したり、将来的に大型株へと成長することとなれば、長期的に見たコストパフォーマンスは絶大です。

小型株に投資する2つのデメリット

値動きが荒くなりやすい

1つ目のデメリットは、「値動きが荒くなりやすい」ことです。

メリットとしても挙げたように、小型株は知名度・信頼性が低いことが特徴です。これにより値動きが大きく少ない資金で利益が期待できる一方、逆に大きく下落するリスクもはらんでいます

大きな値幅を狙って荒い値動きの銘柄に手を出してしまうと、業績や材料を元にした株価変動だけでなく、投機的なマネーゲームに巻き込まれる可能性もあるので注意が必要です。リスクの高い目先の利益ではなく、企業の将来性を根拠に堅実な投資を心がけましょう。

流動性が低く売買しにくい

2つ目のデメリットは、「流動性が低く売買しにくい」ことです。

流動性が高く売買に困らない大型株とは違い、小型株は流動性が低いことから、その日のうちに取引が成立しない可能性が考えられます。数千~数万株持っている場合には、全て売却するまで数日かかることもあり、自分の元に利益や資金が入るまでに時間がかかることを頭の隅においておくことが必要です。

新しい投資先に資金を投入するために株を売却しようと思ったけど、取引が成立せずにタイミングを逃してしまった。ということがないよう注意しましょう。

以上、大型株と小型株のメリット・デメリットをご紹介しました。自分の目的としている投資スタイルが、大型株・小型株のどちらに適しているのかを考慮して投資対象を決めることが大切です。次は、銘柄を更に細分化した「TOPIXニューインデックスシリーズ」、今投資すべき規模の考察・投資方法をご紹介します。

【株式規模一覧】大型株・小型株の細分化と今投資すべき株

東証によって分類されている大型株・小型株ですが、実はもっと細かく分類されていることをご存知でしょうか?ここでは、株式の規模を構成する「TOPIXニューインデックスシリーズ」についてご紹介します。また、「今」どの規模に投資するのが正解なのか?も考察してみたいと思います。

TOPIXニューインデックスシリーズ

TOPIXニューインデックスシリーズ(規模別株価指数)とは、時価総額の大きさや流動性の高さ(取引の多さ)の組み合わせによって、東証一部全銘柄を7つの種類に分類したものです。

TOPIXとは?

TOPIX(東証株価指数:Tokyo stock price index)は、1968年1月4日を基準に、東証一部に上場している全銘柄の時価総額がどのくらい増えたのか、減ったのかを表す株価指数。TOPIXを規模別で7種類に分類したものが「TOPIXニューインデックスシリーズ」。

TOPIXニューインデックスシリーズは、以下の7種類になります。

  • TOPIX Core30
  • TOPIX Large70
  • TOPIX Mid400
  • TOPIX Small
  • TOPIX 100
  • TOPIX 500
  • TOPIX 1000

これらの関係性は下図の用になっており、
大型株=TOPIX 100、中型株=TOPIX Mid400、小型株=TOPIX Smallとなっています。

TOPIXニューインデックスシリーズの関係性(大型株=TOPIX 100、中型株=TOPIX Mid400、小型株=TOPIX Small)の画像

大型株の中でも、「TOPIX Core30」の構成銘柄は「超大型銘柄」と呼ばれ、東証一部市場における「核(Core)」の役割を果たす有名企業で構成されているため、特に重要視されています。

TOPIXやTOPIX Core30については、「TOPIXとは?日経平均株価との違いと投資方法を初心者にもわかりやすく説明」で詳しくご紹介しているので、興味のある方は是非ご覧ください。

大型株・小型株どちらに投資すべき?

ここまで、株式の規模によって様々な特徴があることをご説明してきました。しかし、株初心者の中には、結局どの規模をメインに投資すれば良いのかわからない。という方も多いのではないでしょうか?ここでは、「今」投資しやすい規模を考察してみると共に、株価を気にせず安定的な利益を狙う超大型株を使った投資法をご紹介します。

米中貿易戦争により大型株に影響が?

例えば、現在世界で注目されているのが「米中貿易戦争」です。アメリカ、中国がお互いに相手国からの輸入にかかる関税を増額しており、米国株・中国株はもちろんのこと、日本株にも影響を与えています。また、この米中貿易戦争によって中国の通貨、人民元が下落しており、チャイナショックが再来するのではないかと懸念されています。

先程ご説明したように、大型株は日経平均などの全体相場に影響されやすいことから、多くの投資家が大型株は最低限しか保有しないといった手段を取ってリスクを削減しています。つまり、今株式投資を始めるならば、世界情勢などの外的要因が影響しにくい小型株や中型株が投資しやすいのではないかと考えられます。

このように、日本・世界の状況から今投資しやすい規模を考察することができるほか、株価変動を気にせずに安定的な配当金を狙うため、超大型株に投資するという方法もあります。

日本の超大型株で「ダウの犬戦略」

ダウの犬戦略とは、アメリカを代表する株価指数「NYダウ平均株価」を構成する銘柄の中から、配当利回りの高い10銘柄を選んで投資し、1年後に売却する。といったサイクルを繰り返すことで高収益が期待できるというものです。

ダウの犬戦略のやり方
  1. ダウ平均株価を構成する30銘柄の中から、「配当利回りの高い10銘柄」を購入
  2. 毎年12月31日(最終営業日)に、再度配当利回りの高い10銘柄になるよう入れ替える

高配当を受け取りながらも値上がり益も期待でき、複雑な取引を必要としないシンプルさから、ダウの犬戦略は株初心者が実践しやすい一石二鳥の投資戦略といえます。

そして、超大型株(TOPIX Core30)でダウの犬戦略を実践すれば、日本の銘柄でも同じ効果が期待できるのです。

大型株の中でも更に厳選された上位30銘柄「TOPIX Core30」は、いわゆる「超優良企業」です。倒産リスクが小さく、株価が下がったり業績が悪化しても時間が経てば持ち直す、という前提からダウの犬戦略が実践できると言われています。

しかし、弱点をあげるとすると、国内の超優良銘柄に満遍なく投資できるだけの資金を準備しなくてはならないということです。超優良銘柄は、安定が期待できることからもちろん株価も高額で、誰しもが実践できるというわけではありません。

こうした資金力の問題を解決してくれるのが、次にご紹介する「大型株・小型株ファンド」です。

少額で分散投資!日本の大型株・小型株ファンド

大型株・小型株が分かっても、結局投資をする先は個別銘柄です。数ある銘柄の中から投資対象を決めるのは骨が折れる作業だと思います。どの銘柄に投資すればいいか分からない、資金の都合で分散投資ができないといった方のため、ここでは大型株・小型株の各規模にまとめて投資できるファンドをご紹介します。

ファンドとは

ファンドとは、資産運用会社や金融商品を意味する言葉です。ここでは金融商品、特に投資信託として「ファンド」と言う言葉を使用します。

ファンド(投資信託)とは、簡単にいえば投資のプロに運用を任せることができる金融商品です。株式投資では、企業の業績を加味して投資先を決めなければならず、初心者の方では少し難しいと感じるかもしれません。しかし、ファンドの場合、ファンドマネージャーと呼ばれる資産運用のプロに手持ちの資金を預け、あらかじめ設定された投資対象や運営方針などのルールに沿って運用してもらいます。

株をお菓子に例えると、ファンドはお菓子の詰め合わせのようなものです。自分の好きなお菓子を好きなだけ購入できる株式投資に対し、ファンドは1つ買うだけで様々な種類が楽しめますが、中身を自分で決めることはできません。

投資の知識や技術を必要とせず、資金を預けるだけでプロが運用する高い利回りが期待できる上、少ない資金でも手間なく分散投資ができるので、株初心者や預金の代わりに投資をしたいという方にオススメです。

低リスクな大型株に分散投資「大型株ファンド」

大型株ファンドとは、その名の通り大型株を主な投資対象としているファンドです。基本的に投資対象の7割以上が大型株であれば大型株ファンドとして数えられます

長期投資に向いている低リスクな大型株ですが、さらなるリスク削減のため分散投資をしたいという方も多いのではないでしょうか。本来、全体的に株価の高い大型株での分散投資は資金力が必要になりますが、大型株ファンドであれば、手軽な資金で分散投資することができます。

投資のプロによるローリスク・ローリターンな長期投資で、なおかつ銘柄選定や売買の必要もないことから、預金感覚で投資することもできます。超低金利の銀行で大切な資産を眠らせておくよりも、大型株ファンドで自動的に資産を動かせたほうが将来的な利益は天地の差です。

軟調な小型株も放置で投資「小型株ファンド」

小型株ファンド、または中小型株ファンドは、分散投資はもちろんのこと、軟調で下落リスクの高い小型株への投資をプロに任せられると言う点でも手軽に投資をしたい方にオススメのファンドです。

本来、大型株よりもリスクが高い小型株は、長期投資よりも短中期投資が向いており、材料や決算のこまめな確認が必要になります。しかし、小型株ファンドであれば個別銘柄の情報収集なしで小型株へ分散投資することができます。

欠点として、小型株は全体的に時価総額が低いことから、ファンドが持つ巨額の資金で売買を繰り返すと値崩れを起こしてしまいます。なので、小型株ファンドへ流入資金が多くなると、大型株の割合を増やしたり海外株を含めることがあります。小型株ファンドは時間と共に変化するファンドとも言えるので注意が必要です。

株式投資に興味はあるけど、どんな銘柄に投資すればいいかわからない。忙しくて投資に充てる時間がない。という方は、大型株ファンド・小型株ファンドでプロに投資を任せてみるのも良いのではないでしょうか?

まとめ

以上、大型株・小型株の特徴やメリット・デメリット、どの規模に投資すべきかの考察や投資方法についてご紹介しました。

日本・世界の情勢から投資すべき規模を考察してみたり、株価を気にせず安定的な利益が期待できる超大型株への投資、そして少ない資金で大型・小型株に分散投資できるファンドなど、投資方法は様々です。

自分に一番適している投資スタイルを見つけることで、成功に1歩近づけると思います。また、目先の利益を追って苦手な方法に手を出す必要はなく、「休むも相場」という格言があるように、自分に不利な場合は有利になる時を待つことも一つの手ではないでしょうか。

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