初心者でも高確率で儲かるIPO株とは?IPOスケジュールと買い方をご紹介

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みなさん、IPO株(新規上場株)を購入したことはありますか?

IPO株とは、新しく証券取引所に上場する銘柄のことで、手に入れば高確率で利益が得られることから投資家にとってお祭りのようなイベントです。また、分析や売買タイミングもそこまで気にする必要がないので、株初心者の方でも気軽に挑戦できる投資方法です。

このページでは、IPOの魅力はもちろんのこと、実は存在するIPO株のリスク、実際にIPO抽選へ参加する方法や当選したときの購入方法、IPO投資を有利に進めるためのオススメ証券会社をご紹介します。

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高確率で儲かるIPO株(新規上場株)とは?

購入することができれば、初値で売るだけで高確率で利益が得られることから、投資家にとってお祭り的イベントとも言えるIPO株(新規上場株)。

普段の投資とは別に、片手間で参加できる手軽さから、株初心者の方にもオススメできる投資方法です。ここでは、IPO株(新規上場株)とは?といった基本的な部分から、誰しもが気になる当選したときに利益が得られる確率をご紹介します。

IPO株(新規上場株)とは

IPO株とは、新規上場株・新規公開株とも呼ばれ、新しく証券取引所に上場する企業の株を指します。このIPO株を手に入れて、初めて市場に出回る時に売ることで利益を得る方法IPO投資と呼びます。

IPOでの儲け方は、公募価格(企業と証券会社が話し合って決めた値)で購入し、初値(初めて市場に出回るときの値段)で売ることが主流です。公募価格は、株が売れ残らないよう比較的安めに設定されるため、初値は公募価格より高くなることが多くなっています。

例えば、最近話題になったIPO株が「メルカリ(4385)」です。
投資経験のない方でもメルカリの上場は耳にしたのではないでしょうか?

メルカリのロゴ画像

メルカリは、国内最大手のフリーマーケットアプリ「メルカリ」を提供している会社で、国内では異例のユニコーン企業(企業価値10億ドル超の未公開企業)として上場前から多大な注目を集めていました。

肝心なIPOはと言うと、非常に好調な出だしを迎えました。初値は公募価格3000円より67%高い5000円をつけ、午後には6000円にも昇りました。仮に100株購入していた場合、その利益は20万円にもなる計算です。また、時価総額は7200億円と上場初日からマザーズ市場首位となり、上場前からの期待と話題性が見て取れるIPOでした。

このように、高確率で利益が得られることはもちろんのこと、上場前から話題になる銘柄は株初心者の方でも見つけやすいこともあり、IPO投資は幅広い投資家に人気の投資法となっています。

しかし、高確率と言っても実際どれくらいの確率なのか気になりますよね?次は、IPO株に当選した場合どれくらいの確率でどれくらいの利益が得られるのか?過去3年間のデータを元に見てみましょう。

IPO株で利益が出る確率は?

いくら高確率儲けられると言っても、実際はどれくらいの勝率なのでしょうか?2015年から2018年7月まで、実際のIPO実績を調べてみましょう。

2015年

勝率 平均騰落率 最大利益 最大損失 平均損益
88.7%
(97社中86社)
+83.5% +1,162,000円 -65,000円 +154,606円

2016年

勝率 平均騰落率 最大利益 最大損失 平均損益
77.2%
(92社中71社)
+64.3% 1,104,000円 -52,000円 +120,541円

2017年

勝率 平均騰落率 最大利益 最大損失 平均損益
89.4%
(94社中84社)
+107.6% +1,104,000円 -28,500円 185,371円

上の表を見て分かるように、過去3年の平均勝率は85%と非常に高く、基本的には当選すれば利益が得られると言える確率です。さらに、各年の最大利益額が100万円以上なのに対し、最大損失額は10万円以下とリスク以上のメリットが見られます。

過去3年間のデータから考えると、「IPO株に当選すれば85%の確率で約15万円の利益が得られる」と考えられます。メリットとリスクが表裏一体の投資の世界で、この結果は非常に魅力的ではないでしょうか。

IPO投資でのリスク「公募割れ」

高確率で儲かることが分かったIPO株ですが、もちろん100%ではありません。初値が公募価格より安い値段になってしまうこともあり、これを「公募割れ」と呼びます。

IPO株に抽選して、なおかつ初値が公募価格より高い場合に利益が得られるので、当選したからと言って喜ぶのは危険です。しかし、この公募割れを見極めるちょっとしたコツが存在します。

【リスク対策1】仮条件と公募価格に注目

公募割れしやすい銘柄の特徴1つ目は、「公募価格が低い銘柄」です。

IPO株は公募価格を決定する前に「仮条件」が決められており、投資家の需要(ブックビルディング)に応じて仮条件の範囲内で公募価格が決められます。この仮条件の下限の値段で公募価格が決まったということは、あまり投資家に人気がないことを表しており、公募割れを起こしやすい事がわかります。

例えば、2017年3月30日に上場した「スシローGH」。一見、有名企業でIPOも人気がありそうですが、仮条件が3,600~3,900円の中で公募価格は下限の3,600円でした。そして初値は公募価格の-4.72%で公募割れとなりました。

理由としては、上場にともなって借入金・減損リスクが大きいなどの脆弱な財務体質が明らかになったことでしたが、このような背景を知らない場合でも仮条件と公募価格を照らし合わせれば回避することができます。一般的に公募価格が仮条件の50%以下の銘柄は、購入を避けたほうが安全かもしれません。

【リスク対策2】IPO株の公開株数に注目

公募割れしやすい銘柄のもう一つの特徴は、「公開株数が多すぎる銘柄」です。IPO株は、基本的に初値で売られることが多いですが、公開株数が多すぎると売り注文も多くなってしまい、株価が下がって公募割れを起こす原因になります。

さらに、公開株数が多いということは購入できる人も多くなることから、「ハズレほど当たりやすい」という状況にもなります。購入前には公開株数が多すぎないか確認しましょう。

もちろん、ここでご紹介した対策で確実に回避できるわけではなく、逆に公募価格が下限だったり、公開株数が多くても初値が伸びる場合はあります。IPO抽選に参加する際、当選して購入を決める際には、今回ご紹介した対策と共に、その会社の上場に関する背景を知ることが一番の対策になります。

次は、実際にIPO投資に挑戦する時に役立つ2018年IPOスケジュールをご紹介します。

【2018年版】IPOスケジュール【上場予定銘柄一覧】

2018年7月26日現在、上場が予定されている銘柄は以下の3銘柄になります。最新のIPO情報を確認するには、日本取引所グループをご覧ください。

【4397】チームスピリット(東証マザーズ)

申込期間 抽選日 購入期間 上場日 仮条件 公募価格
8月6日~10日 8月13日 8月14日~17日 8月22日

勤怠管理・経費精算・工数管理などの事務処理を統合して自動化するクラウドサービス「TeamSpirit」を提供する会社です。

生産性の向上、従業員のパフォーマンスを最大化することを目的としたサービスで、テーマ株でも話題のクラウド関連銘柄なので、話題性・成長性に期待ができるのではないでしょうか。

【4396】システムサポート(東証マザーズ)

申込期間 抽選日 購入期間 上場日 仮条件 公募価格
7月18日~24日 7月25日 7月26日~31日 8月2日 1,650~1,750円 1,750円

ITシステムの開発、データベースやクラウドの移行・基盤構築、データセンター運営、ソフトの開発・販売をなどを手掛けるIT系企業です。

ソリューション事業・アウトソーシング事業・プロダクト事業の3本柱から成り立っており、業種を問わない幅広いソフトウエア開発が特徴です。こちらもIT企業・クラウド関連銘柄であることから、統計的にも初値が伸びやすいと思われます。

【5699】イボキン(JASDAQスタンダード)

申込期間 抽選日 購入期間 上場日 仮条件 公募価格
7月17日~23日 7月24日 7月25日~30日 8月2日 1,760~1,930円 1,930円

解体・産業廃棄物処理・スクラップによる総合リサイクル事業を手掛ける会社です。

解体から最終処理までを自社で行うワンストップサービスが強みとしています。しかし、現在は将来的な成長性が期待されるIT系などに人気が集まりやすいことから、初値では大幅な伸びは期待しにくいと思われます。

【上場未定】Spiber(スパイバー)

Spiber(スパイバー)のイメージ画像

「Spiber(スパイバー)」は、世界で初めて人工的にクモの糸を生産することに成功したベンチャー企業です。

人工的なクモの糸の生産は、米軍やNASAですら諦めた課題であることから世界中で注目されています。スパイバーが開発した繊維「QMONOS(クモノス)」は、鉄鋼の4倍の強度で、伸縮性はナイロンを上回り、さらに300度以上の高温にも耐えうる世界で最も強靭な繊維」とされています。

2017年の時点で上場が期待されていましたがIPOは無く、引き続き2018年もIPO株本命として注目が集まります。

IPO株の抽選に参加するには?新規上場株の買い方

気になるIPO株は見つかったでしょうか?ここでは、SBI証券を例にIPO抽選への参加から実際に当選した場合の購入までの流れをご説明します。購入期限も設けられているので、当選してから慌てることが無いようしっかり確認しておきましょう。

IPO抽選への応募方法

まず、公式サイトにログイン後、「取引」→「新規上場 公募増資・売出」画面で、「目論見書電子交付サービス承諾状況」の「承諾画面」から「承諾する」を選択します。

新規上場 公募増資・売出画面の承諾画面から承諾する選択の画像

SBI証券(出典)国内株式|SBI証券

新規上場 公募増資・売出ページの目論見書電子サービス承諾状況が承諾済みになっていることの確認画像

次に、IPO抽選に申し込みたい銘柄の「申込」ボタンをクリックします。

購入した銘柄の申込ボタンを押下する画像

申込株数、希望価格、取引パスワードを入力し、申し込み確認画面へ進みます。

希望価格は、「ストライクプライス」を選択するのがベストです。「ストライクプライス」は、仮条件が変更された場合でも自動的に上限価格で申し込む機能です。

希望価格が公募価格以上の金額でないと抽選対象外になってしまうことから、基本的に希望金額は仮条件の上限価格で申し込みます。しかし、仮条件の上限価格が変更された場合、訂正申告を行わなければそのままの価格、つまり、上限価格でない金額での応募となってしまうので注意が必要です。

上限価格が高くなっても購入したい、購入できると言う場合は、「ストライクプライス」を選択すれば心配ありません。

新規上場株式ブックビルディング申込画面の申込株数と価格設定画像

申込み内容を確認し、間違いがなければ「申込」をクリックして終了です。多くの場合、当選が発表されるまでは、口座から購入に必要な金額が拘束され、その資金は他の投資に使うことができないので注意が必要です。

新規上場株式ブックビルディングの申込確認画像

IPO株の当選確認と購入方法

次は、IPOの当選確認と当選した場合の購入方法をご説明します。

まず、「取引」→「新規上場 公募増資・売出」から抽選結果確認画面へ進みます。

購入方法の画面遷移画像

SBI証券(出典)国内株式|SBI証券

当選株購入のボタンを押下後、契約締結前交付書面と目論見書を閲覧すると以下の画面へ進みます。ここで購入意思株数と取引パスワードを入力し、意思表示確認画面へ進みます。

購入意思株数とパスワードを入力し意思表示確認画面へ遷移する画像

意思表示確認画面で内容を再確認し、「購入」ボタンを押下しましょう。
「購入意思表示受付」の完了画面まで進めば購入手続き完了です。

意思表示確認画面の購入を押下すると受付完了になる画像

このように、IPO抽選への参加・購入手続きは非常に簡単で、初心者の方でも迷うことなくできると思います。次は、どの証券会社を使うかでIPOの当選確率が変わる?IPOに強いオススメの証券会社をご紹介します。

SBI証券で当選確率UP?IPO株オススメ証券会社3選

IPO株の当選確率を上げるには?一番の方法は多く抽選に参加することです。しかし、資金拘束などの観点から、多くの投資家が全ての証券会社で参加するわけにはいかないと思います。

そこで、ここでは、数ある証券会社の中でも特にIPO株に強みのある証券会社を3社抜粋してご紹介します。是非活用してIPO投資において有利な立ち回りを実践してください。

SBI証券

「SBI証券」は、ネット証券の中で口座開設数No.1を誇る証券会社です。口座数が多い=ライバルとなる投資家も多くなりますが、2017年のIPO取り扱い実績数は83社とネット証券最多なので、抽選に参加できる機会が多いことが魅力です。

抽選方法は、申し込み口数ごとに抽選権がある「完全抽選」を採用しており、応募口数が多い人ほど当選確率も上昇するので、抽選は資金力に左右される場面もあります。

代わりに、IPOに落選した場合にポイントが貰える「IPOチャレンジポイント」という制度が設けられています。これは、より多くのポイントを使った人が当選する、つまり、応募し続ければいつかは確実に当たることが保証される制度です。

なるべく多くのIPO抽選に参加してポイントを貯め、ここぞと言うときにポイントを一気に使うことで高確率で目的のIPOを手に入れることができます。また、ポイントを使って落選した場合、ポイントは返ってくるので心配は無用です。

IPO取り扱い実績
(2016年)
IPO取り扱い実績
(2017年)
口座数 IPO抽選方法
76社 86社 420万 35% 完全平等抽選
15% IPOチャレンジP

SMBC日興証券

「SMBC日興証券」は、IPO取扱実績数72件とSBI証券に次ぐ実績を誇る証券会社です。

総合証券であることから、ネット応募に充てるIPO株が10%と少ないですが、抽選方法は口座ごとに抽選権がある「完全平等抽選」が採用されています。

口座ごとに抽選権=1人1抽選ということなので、応募口数・資金力に関わらず誰でも当選確率が平等になっています。

IPO取り扱い実績
(2016年)
IPO取り扱い実績
(2017年)
口座数 IPO抽選方法
72社 74社 330万 10% 完全平等抽選 P

マネックス証券

「マネックス証券」は、上記の証券会社と比べるとIPO取扱実績は少ないですが、なにより「100%完全平等抽選」が目玉となっています。

先程ご説明したように、完全平等抽選は、1人1抽選権なので応募口数や資金力に関わらず全員の当選確率が平等になっています。投資資金が少ない株初心者の方には、特に利用していただきたいネット証券です。

IPO取り扱い実績
(2016年)
IPO取り扱い実績
(2017年)
口座数 IPO抽選方法
46社 49社 176万 100% 完全平等抽選

まとめ

以上、IPO(新規上場株)とは?といった基本的な部分から、メリット・デメリット、実際に購入する手順やオススメの証券会社をご紹介しました。

繰り返しになりますが、IPO株は、購入できれば高確率で利益が得られる宝くじのような投資方法です。特に分析や売買タイミングを気にする必要がないことから、初心者の方でも気軽に挑戦できるのではないでしょうか。

今回ご紹介したリスクに注意しながら、有利なIPO投資を実践してみてください。