成長株とは?これから上がるグロース株の見つけ方と投資法

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「好調な業績見通し」「長期的な企業の成長性」「堅調な値上がり推移」、このように高い成長性が期待できる有望株を見つけることができたなら、株取引の経験を問わず誰でも買い急ぎたくなるものですよね?

成長株(グロース株)は、優良な業績や指標から企業が今後も持続的に大きく発展することが期待されている銘柄で、上手く株売買を行えれば短期間で大きな利益を手にすることができます

成長株を判断するために重要なのは、成長性・安定性・収益性の3つの視点から企業の指標や業績を見極めることです。

ここでは、成長株の特徴や注意点、スクリーニング条件やグロース株投資の魅力、そして実際にスクリーニングを行った成長株ランキングをご紹介します。

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成長株(グロース株)とは?

企業が業績や収益面から増大を続けることで、将来的に株価が何倍にも膨れ上がる可能性を秘めた成長株(グロース株)。決算報告やスクリーニング指標を活用して成長性をうまく見極めれば、大きな利益が期待できる銘柄です。

ここでは、成長株とは?といった基本的なところから、割安株(バリュー株)との違いや魅力をご説明します。

成長株(グロース株)とは?

成長株」とは、「グロース株」とも呼ばれ、業績や指標の良好さから企業が今後も持続的に大きく伸びることが期待されている銘柄をいいます。

これは、単純に成長している企業の銘柄を指す場合もありますが、基本的には業績が安定していて、「EPS(1株当たり純利益)」や「ROE(自己資本利益率)」などの指標値が優良で、更なる発展が見込める企業を指します。

具体的には、高い技術力・ノウハウ、革新的な技術や堅実な経営などを背景に、景気動向に大きく左右されず、一定期間の大きな発展を期待できる企業が該当します。

通常、これらの企業は現在の収益性や安定性よりも、将来の成長性が株式市場で評価されるため、株価が高い状態にあることが多く、企業の割安性を表すPER(株価収益率)は市場の平均値よりも高い傾向があります。

グロース株とバリュー株の違い

グロース株」と比較されることの多い「バリュー株」。銘柄選定の基準や取引スタイルの向き不向きなどの違いをご存知でしょうか?

グロース株は現在の企業価値(利益や資産など対しての評価)と比べて株価が割高でも、将来への成長を見込んで購入される株式ですが、バリュー株は、現在の株価が過去の水準や企業価値と比べて割安な状況にある株式です。

基本的にバリュー株というと、PER(株価収益率)・PBR(株価純資産倍率)などの指標面で適正値よりも良い数値の銘柄、チャートを見たときにローソク足が右肩下がりになっている銘柄が多いです。

また、バリュー株は割安な時に購入して株価が適正価格になるまで待ちますが、グロース株は割高でも企業に成長性があると判断できれば購入し、業績や株価の伸びが鈍化したタイミングで売却します。このように、買い時と売り時にも違いがあります。

どちらの方が良い銘柄であるか気になるところですが、一概にどちらの方が優れた銘柄であるとは言えません。グロース株とバリュー株は、購入から決済までにかかる時間や銘柄選定の基準も異なるため、それぞれの特徴を理解して変動する相場状況に合わせ、自分に適した銘柄を選定し、株売買を行うことが重要です。

グロース株とバリュー株の違いが分かったところで次はグロ-ス株の魅力をご紹介します。

グロース株は成長性からなる株価の伸びが魅力の銘柄

グロース株の大きな魅力は、なんといっても成長性に裏付けられた株価の伸びです。実際の株価チャートから、具体的なグロース株の魅力を見ていきましょう。

高い成長性を見込まれて株価が伸びている【5304】SECカーボンの株価チャート

上記の画像はSECカーボン【5304】の株価チャートです。SECカーボンは、独立系炭素製品大を主力に、アルミ製錬向け電極で世界高シェアを誇っている企業です。2019年3月期決算に最高益更新を見込んでいることから、2018年を代表するグロース株と見られています。

世界的な電極需給の増加を追い風に、黒鉛電極の販売量・販売価格が上昇し、人造黒鉛電極事業の売上高が前期の64億円から181億円に跳ね上がる計画となっています。

2019年3月期の経常利益は前期比7.3倍の84億円と、2008年3月期に記録した過去最高益62.8億円を11期ぶりに塗り替える見通しで、指標面でもPER9.5倍(8月23日現在)と割安感が強く更なる上昇も期待されています。

このように、好業績という裏付けからグロース株の初動は始まります。業績の他にも世界の需給などに後押しされて、指標面での伸びが見込まれる限りは際限なく銘柄が購入されていき、株価も伸び続けていきます

どの時点で購入しても成長性があると見込まれている限り、株価は右肩上がりに伸びていくことがグロース株の大きな魅力と言えるでしょう。大きな上昇の可能性を秘めたグロース株も、見つけられなければ魅力を活かせず、宝の持ち腐れです。

次はグロース株の見つけ方と見つける際の注意点をご紹介します。

【成長株の見つけ方】グロース株を探すスクリーニング方法

将来値上がりする成長株にとって、発展の後ろ盾となる収益性・安定性・成長性は無くてはならないものです。ここでは、成長株を見つけるために抑えておくべき4つの指標(ROE・自己資本比率・EPS・PER)と業績やスクリーニング時の注意点についてご紹介します。

ROE(自己資本利益率)10%以上

ROE(自己資本利益率)」とは、企業の自己資本に対する利益率を表す指標で、株主から集めたお金をどのくらい収益増加に活かせているかの割合を示しています。ROEが高いほど、株主の資金を効率的に使用して、収益性の高い経営を行っていると判断できます。

-計算式-

ROE(自己資本利益率)=EPS(1株当たり純利益)÷BPS(1株当たり純資産)
または

ROE(自己資本利益率)=純利益÷純資産

※1株当たり純資産と純利益は、当期の予測数値を使用するのが一般的です。

計算方法が2種類ある理由は、「EPS(1株当たり純利益)=純利益÷発行済株式数」、「BPS(1株当たり純資産)=純資産÷発行済株式数」となり、どちらも発行済株式数で割るので比率が違うだけで同じ意味を表すためです。

例)EPSが100円、BPSが1,000円のA企業とEPSが40円、BPSが200円のB企業の場合

A企業 B企業
EPS(1株当たり純利益) 100円 40円
BPS(1株当たり純資産) 1,000円 200円
ROE(自己資本利益率) 10% 20%

一見すると、純利益と純資産が多いA企業の方が優れている様に思えますが、ROEを算出していかに資本金を効率的に活用できているかを見ると、B企業のほうが純資産に対する利益率が高いため、より収益性の高い経営を行えていると言えます。

日本株の基準となる平均ROEは5%程度で、10%以上の数値が優良企業、15%以上が超優良企業の判断基準とされています。そのためここでは、優良企業を意味するROE10%以上をスクリーニング条件に使用します。

自己資本比率 50%以上

自己資本比率」とは、企業の総資本のうち自己資本の占める割合を意味していて、この数値が高いほど負債や他社に依存せずに安定性の高い経営ができている証拠となります。また、自己資本がマイナスになっている状況は「債務超過」と呼ばれ、負債や他人資本が自己資本をオーバーしている状態です。

自己資本がマイナスになり、債務超過状態が1年以上続くと、上場廃止となります。実際に、倒産した会社は共通して自己資本比率が低い傾向にあり、企業の存続にも関わる重要な指標といえます。

-計算式-

自己資本比率(%)=自己資本÷総資本

自己資本とは、出資者から調達した資本金と内部留保からなる返済義務のない資金であり、総資本は、帳簿上の資本に分類される自己資本と負債に分類される他人資本を合計したものを意味しています。

2018年の調査では、自己資本比率40.8%が標準値となっていて、50%を超えると優良な企業とされています。そのためここでは、優良な企業の目安とされている自己資本比率50%以上をスクリーニング条件とします。

EPS(1株当たり純利益)変化率 25%以上

EPS(1株当たり純利益)」とは、企業の純利益が1株当たりいくらなのかを意味する指標です。EPSは単年度の数値だけを見るのではなく、過去の年度と比較した変化率を見る必要があります。順調にEPSが増加し続けていれば、利益が伸び続けていることになるので、魅力的な成長性を持った企業であると判断できます。

-計算式-

EPS(1株当たり純利益)=純利益÷発行済株式数

EPSが変動する要因としては、発行済株式数の増減と純利益の増減になります。一般的に分母である発行済株式数が増えるとEPSは低下しますが、その低下を超える利益増加を生み出せているのであれば、企業は良い増資を行ったと言えるでしょう。

EPSが年度ごとに高くなったり、低くなっている企業は安定的な収益の増加ができておらず、将来の成長性があるとは言えません。もちろん、良い経営状態が続くとは限りませんが、企業を取り巻く環境の変化が少ないと考えられるなら、将来も安定的に発展し、利益をあげていけると期待できます。

ここでは、成長株投資家として有名なオニール氏の著書「オニールの成長株発掘法」で紹介されているEPS25%以上と3~5期以上連続した伸びをスクリーニングの条件として採用します。

PER(株価収益率)15倍以上

PER(株価収益率)」とは、株価が1株当たり純利益の何倍の値段がつけられているかを意味する指標です。現在の株価を企業の利益水準と比べて、割安か割高か判断する目安として使用します。

-計算式-

PER(株価収益率)=株価÷EPS(1株当たり純利益)
または

PER(株価収益率)=時価総額÷純利益

※1株当たり純利益は当期の予想数値を使用するのが一般的です。

計算方法が2種類ある理由はROEと同様に、「株価=時価総額÷発行済株式数」、「EPS=純利益÷発行済株式数」となり、発行済株式数で割るので比率が異なるだけで同じ意味を表すためです。

日本株の割安・割高度を測るPER指標の基準は15倍とされていて、この15倍より高ければ「割高」、低ければ「割安」と見られています。

PER指標を基準にしてみると、成長株の多くは将来の伸びしろや好調な業績を見越した期待値が株価に含まれているため、PERは15倍超の割高な数値となっていることが多く、反対に、高い成長性を秘めていながら低PERで放置されている「割安成長株」というケースもあります。

成長株投資のスクリーニング条件と注意点

ここまでご紹介してきたスクリーニング条件を表にまとめました。成長株を探す際に、1つの目安としてご活用ください。

ROE 10%以上
自己資本比率 50%以上
EPS変化率 25%以上かつ3期以上の連続成長
PER 15倍以上

成長株は、高い収益性・安定性・成長性が必要となり、指標だけでなく業績にも注目して銘柄選定を行わなくてはなりません。

たとえば、PERの数値が明らかに適正水準を超えた割高な銘柄だとしても、買いを集めて株価を上げ続ける銘柄があります。これは、数年後の将来にある企業の成長や投資のリターンを見越したときに、現在のPERは割高ではないと市場が評価したためです。

しかし、業績推移の鈍化や下方修正が続いてしまうとどうでしょう?高PERということだけで、予想した成長性の見込みが誤っていたことになり、結果、成長株とは呼べない銘柄に手を出してしまったことになります。

事前に過去のEPSを確認しておけば、高PERの理由となるだけの発展の見込みがある企業かどうか判断できるでしょう。また、ROEが突出していて収益性が高く、成長株かもしれないと判断できても、多くの負債を抱えて自己資本率が低ければ、安定性に欠け、倒産のリスクが高く注意が必要な企業であるとも言えます。

このように、成長株を見極めるには、指標が適正水準に近い値かどうか、業績は好調であるかの両方を見なければ、安定して成長する企業の根拠として弱く、リスクが高い、リターンの見込めない投資になってしまうため、業種やテーマ株ごとに指標を見るなど、多様な角度から分析を行うことが必要です。

成長株の見つけ方と注意点が分かったところで、次に企業の将来への期待で購入されるグロース株を運用する「グロース株投資」の魅力についてご紹介します。

【成長株投資法】グロース株投資の魅力

グロース株投資は、企業の成長性や収益性を予測することで、将来の値上がりを見込んで株を売買する投資法です。ここでは、トレンドの流れに乗った順張り運用によって、短期間で大きな利益が狙えるグロース株投資の魅力を2つご紹介します。

グロース株投資の魅力①:トレンドの流れに乗った「順張り」で大きな利益が狙える

グロース株投資の魅力は、企業の健全性と成長性、市場の評価が合致した安定した上昇トレンドに乗って大きな利益が狙えること。シンプルに「順張り」で取組めることからも、初心者には比較的実践しやすい投資法と言えます。

購入するべき価格もトレンドが発生していれば、もともとPERは割高なタイミングが多いため、特別大きな押し目や割安感がある状況に限らず、買い時と言えるでしょう。

一旦上昇トレンドが発生すると、経営鈍化や突然のニュースなど他の要因がない限り、上昇が続くため、株価の急騰に気づいた他の投資家達も購入して株価が右肩上がりに伸びていくのが成長株の特徴にして一番の魅力です。

グロース株投資の魅力②:長期投資と比べて「短期間」で大きな利益が狙える

グロース株投資のもう一つの魅力は、短期間でも大きな利益が狙えるということ。
高い成長性を秘めた銘柄は、業務提携や決算見通しなどポジティブな材料が発表されると、市場の注目を集めやすく短期間で資金を集中させる傾向があります。そのため、短期の取組みでも大きな値幅を取りやすく、成長性の裏付けのある銘柄はこのタイミングが何度も訪れます。

グロース株投資とよく比べられる「バリュー投資」の場合、割安と判断される底値で買い付け、値を上げるタイミングを待つ必要がありますが、グロース株投資の場合はその必要はありません。そのため、長期投資よりも短期投資に向いていて、その短い期間でも大きな利益を狙えるというわけです。

魅力や見つけ方が分かったところで、現時点で実際にどのような銘柄が成長性が高いと判断できるのか?次は、ご紹介してきたスクリーニング指標をもとに「おすすめの成長株ランキング」をご紹介します。

【2018年版】おすすめ成長株(グロース株)ランキング

順位 証券コード 企業名 業種 EPS変化率
(%)
株価
(円)
1 2488 日本サードパーティー サービス業 1,871.0 768
2 3808 オウケイウェイヴ 情報・通信業 287.8 2,808
3 3663 アートスパークHD 情報・通信業 277.9 1,102
4 4680 ラウンドワン サービス業 230.7 1,423
5 7974 任天堂 その他製品 191.9 37,740
6 2702 日本マクドナルドHD 小売業 164.4 4,920
7 3825 リミックスポイント 情報・通信業 160.9 1,000
8 7826 フルヤ金属 その他製品 142.6 5,090
9 5122 オカモト ゴム製品 130.0 1,196
10 4348 インフォコム 情報・通信業 129.0 3,335

※2018年8月25日時点

【2488】日本サード・パーティー

株価 EPS変化率 PER ROE 自己資本比率 時価総額
768円 1,871.0% 21.10倍 10.43% 61.4% 46.20億円

日本サードパーティーは、ICTシステムの設計や運用、保守サービスなどを提供するICTソリューション事業が主力の企業です。

この銘柄のEPS変化率が他の銘柄と比べて突出している理由の1つが、2017年1月に、同社の販売代理店契約を結んだヒューマノイドロボット「NAO」が羽田空港で実験配備の好材料が発表されたことです。

時価総額も小さく負債もないため、短期投資家による大量の買いが入って高騰。株価が前月の2倍に膨れ上がり、ストップ高を記録しました。

また、2018年2月には、LINEの法人向けサービスの販売・開発のパートナーを認定する「LINE BIZ-solitios partner proguram」において、「Technology partoner」に認定され、直近の高値を付けました。

この他にも、株価を動かす材料が多く発表されてきたため、EPS変化率の大きい銘柄となりました。業績面では2018年決算は大幅増益、ライフサイエンス事業の新規顧客獲得を背景に2019年も増収計画のため、材料次第では株価の大きな伸びが期待できます。

【3808】オウケイウェイヴ

株価 EPS変化率 PER ROE 自己資本比率 時価総額
2,808円 287.8% 22.52倍 41.41% 80.3% 246.57億円

オウケイウェイヴは、日本発で最大級のQ&Aサイト「OKWAVE」を中心にサービスを提供するソリューションプロバイダーで、ナレッジインテリジェンス、エンタープライズソリューション、多言語CRM事業も展開している企業です。

2018年6月期(2017年7月~2018年6月)は売上高57.0%増、営業利益624.6%増、経常利益553.2%増で親会社株主に帰属する当期純利益も766.5%増の大幅な増収を達成しています。

専門性の高い付加価値サービスの提供や開発案件による原価構造、業務効率の改善をはじめ、外注費や広告宣伝等の適正な運用を継続して進めていたことが大幅増収に繋がりました。

また、2019年6月通期の連結営業予想は、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益のすべてにおいて過去最高益の更新を見込んでいるため、更なる成長に期待がかかる銘柄と言えるでしょう。

【3663】アートスパークHD

株価 EPS変化率 PER ROE 自己資本比率 時価総額
1,102円 277.9% 19.76倍 11.89% 78.3% 74.92億円

アートスパークHDは、デジタルグラフィックス技術を基盤に、電子書籍閲覧やマンガ・アニメ制作支援、自動車関連デジタル機器のユーザーインターフェース開発等を展開している事業です。

2014年の黒字から増益・増収が続いており、自動車関連デジタル機器のユーザーインターフェースを携帯向けから車載向けへシフトを行い、営業利益は15%減の4.2億円でしたが、2017年12月期の決算発表は2桁増益を達成しています。

2018年12期1Qでは、UI/UX事業が黒字転換、移動体向け社債情報伝達ソフトウェアも堅調で業績は好調でした。2018年12通期は、研究開発投資等が重しになっていますが、1Q決算を受けて株価上振れへの期待が高まっています

【4680】ラウンドワン

株価 EPS変化率 PER ROE 自己資本比率 時価総額
1,423円 230.7% 15.75倍 14.84% 53.0% 1,358.30億円

ラウンドワンは、ボウリング、業務用ゲーム、カラオケなど屋内型レジャー施設を国内、米国にも展開している企業です。

2018年3月期は、ボウリングが堅調で、アミューズメントでキャラクターグッズ等の積極的導入など既存店の売り上げ改善を行い、従来予想を上回って伸長し、9.6%の増収・営業益が倍増しました。

2019年3月期決算予想も増収増益の計画となっており、少子高齢化傾向からファン層の開拓などレジャーの多様化を図っていて、米国事業でも損益の改善と積極的な出店加速も行っているもようでこれからより一層の業績・株価上昇を望めるでしょう。

【7974】任天堂

株価 EPS変化率 PER ROE 自己資本比率 時価総額
37,740円 191.9% 32.18倍 10.58% 80.7% 53,465.88億円

任天堂は、大ヒットの据え置き型ゲーム機「スイッチ」を中心にゲーム機とゲームソフトが主力のスマホゲーム拡大にも力を注いでいる企業です。海外売上比率が高く、資産の多くをドル建てで保有しています。

2018年3月期決算は、スイッチの世界規模の大ヒットもあり大幅増収増益で、2019年3月期は、スイッチの販売台数を前期の1,500万台に対して2,000万台を目標に設定しました。

今年4月に投入したスイッチ向け工作キット「ニンテンドーラボ」も販売増を後押しして、2019年1Qは増収・大幅増益です。会社計画を上回る増収増益で増配もあり、株価も上昇が期待されています。

【2702】日本マクドナルドHD

株価 EPS変化率 PER ROE 自己資本比率 時価総額
4,920円 164.4% 26.95倍 18.52% 66.1% 6,541.63億円

日本マクドナルドHDは、筆頭株主が米マクドナルド社のファストフードチェーン大手で、新商品開発やコラボ効果などで客数が増加し、新メニューの売れ行きも好調です。

2018年12月期第2四半期累計(2018年1月~6月)の営業利益を前年同期比41.6%増の133.47億円と発表しています。ディナー時間帯に全国的に導入した「夜マック」に加え、自分だけの味わいを楽しめる「マックの裏メニュー」などの企画を実施したことが利益拡大に寄与しました。

通期予想は前期比15.3%増の218.00億円に据え置かれ、進捗率は61.2%に達しました。PERはやや割高ですが、安定的な経営と成長性から今後の業績と株価に期待ができる銘柄でしょう。

【3825】リミックスポイント

株価 EPS変化率 PER ROE 自己資本比率 時価総額
1,000円 160.9% 21.96倍 22.77% 54.2% 570.50億円

リミックスポイントは、省エネ化支援コンサルティング、中古車査定システム開発・販売などを手掛けていて、高圧需要家向け電力小売り供給も展開している企業です。近年は金融関連事業等にも注力し、エネルギー関連事業は、契約件数の増加もあり売上が上昇しました。

2018年3月期を黒字で終え、金融関連事業は口座開設数の増加で好調、旅行関連事業はインバウンド需要が追い風となり2019年3月期は大幅な増収増益の見通しが立てられています。

決算発表後の株価上昇は一服してしまいましたが、まだまだ上値に余地があると考えられていて、再度上昇基調へと反転し、今期の決算発表に注目が集まる銘柄です。

【7826】フルヤ金属

株価 EPS変化率 PER ROE 自己資本比率 時価総額
1,134円 142.6% 15.81.倍 13.75% 77.2% 369.79億円

フルヤ金属は、希少金属を用いた工業製品が主力の半導体関連向け温度センサーや有機EL向け化合物などが強みの企業です。

2018年6月期の営業利益は、大幅増益の34.37億円で株価も年間配当を従来の70.0円から創立50周年記念配当もあり、100.0円に増額修正されました。

2019年6月期の営業利益予想は、HD向けルテニウムターゲットや銀合金ターゲットの受注増などを背景に前期比6.5%増の36.60億円の計画になっています。同期年間配当予想は70.0円と前期の記念配当を落としましたが、右肩上がりの業績が追い風となり2018年8月にはストップ高を記録しています。

【5122】オカモト

株価 EPS変化率 PER ROE 自己資本比率 時価総額
1,196円 130.0% 17.24倍 11.02% 57.2% 1,219.88億円

オカモトは、ゴムとプラスチックが主力事業で、国内シェアトップのコンドームや衛星用品などの生活用品、プラスチックフィルムや自動車装品等の産業用製品も手掛けている企業です。

2018年3月期は産業用最頻と生活用品の販売が堅調で増収でした。2019年3月期は海外向けのコンドームの伸長が続き増収の一方、原材料の高騰が重しになり、2桁の減益が予想されています。

株価は、増配などを背景に上昇基調が続くと見られていて昨年6月の高値に向かっています。原材料の高騰により収益が伸び悩んでいますが、販売事業の堅調さもあり今後の株価と業績に期待したいところです。

【4348】インフォコム

株価 EPS変化率 PER ROE 自己資本比率 時価総額
3,335円 129.0% 19.83倍 16.44% 73.2% 960.48億円

インフォコムは、情報システムの企画・開発・運用・管理を行うITサービスの企業です。医療系システムで高シェアを占めていて、スマホ・携帯向け電子コミックストア「めちゃコミック」は業界第2位を誇っています。

2019年3月期も2018年3月期に続き、営業増益計画としていて、好調な電子コミックとヘルスケアを重点事業に設定し企業向け総合健康支援サービスに本格参入しました。

株価も年初来高値を大きく上回り、大きく成長している様子が見て取れ、これからより一層の業績拡大と堅実な経営に注目が集まることでしょう。

まとめ

成長株の魅力や注意点、見つけるためのスクリーニング条件やグロース株投資法、そして実際にスクリーニングした成長株ランキングをご紹介しました。

企業の将来に投資する成長株は、安定性・成長性・収益性を見て、上手く伸びる銘柄を購入できれば、大きな利益に繋がります。指標を駆使してのスクリーニングの他、今後の発展が期待できる銘柄であるか判断することが重要です。

リスクにも注意を払いつつ、右肩上がりの株価を描く銘柄を掴むために、ぜひ実践してみてください。