株式市場とは?意味と仕組みをわかりやすく解説

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株式投資の経験がない方の中には、株式市場という場所があると思っている方が多いのではないでしょうか?実は、株式市場とは需要と供給により多くの株取引が行われる様(さま)を指します。つまり、場所ではなく状況を意味する言葉です。

このページでは、株式市場とは?といった基本的な部分はもちろんのこと、株式市場の中心核である証券取引所の役割、日本市場や米国市場についてご説明します。

自分が投資する市場の全体像を掴むことは、総合的な動向を理解するためにも重要なことなので、ぜひお役立てください。

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株式市場とは「株取引の状況」

先ほどお伝えしたように、株式市場という場所は存在せず、目に見えない概念的なものです。少し難しいかもしれませんが、なんとなく理解していただければ大丈夫です。

株式市場とは、需要と供給により多くの株取引が行われる様(さま)を指します。簡単に言うと、「証券取引所を中心に株を買いたい人・売りたい人が大勢集まって、株を取引をしている。」この状況こそが株式市場です。

需要と供給により取引されている状況自体が株式市場、つまり、ニュースでよく耳にする「今日の東京株式市場は~」という文章は、「今日、東京証券取引所で行われた株取引の状況は~」といった具合に言い換えられます。

本来の株式市場の意味を説明すると、このような概念的な話になってしまうことから、多くの場合は「株式市場=証券取引所」と説明されます。「株が取引される状況」という目に見えないものを目に見える形で言い表すと、「その状況を作り出している証券取引所」が分かりやすいからです。さほど意味の違いもないことから、コチラで覚えていただいてかまいません。

次は、株式市場を形成している取引所の役割と、日本株式市場についてご紹介します。

日本の株式市場は4種類の証券取引所から成る

日本には、株式の売買注文が集まる取引所が4か所あり、これらの4つの取引所が核となって株式市場が形成されています。

証券取引所の役割

証券取引所とは、その名の通り株の売買が行われる場所です。しかし、私たちは証券取引所で直接売買することはできません。なので、株を買おうと(売ろうと)した場合、証券取引所ではなく証券会社に注文を出し、証券会社が証券取引所にその注文を送ります。そして、同じ値段で売りたい(買いたい)注文があれば取引が成立するという流れになります。

証券取引所の役割の画像

株式取引を個人間で行うのではなく、全ての注文が証券取引所を介すことで、主に2つのメリットが挙げられます。

1つ目は、公正な価格での取引が可能になるということです。1対1での取引の場合、相手の言い値が適正な値段なのか判別しにくいですが、大量の売買注文が証券取引所に集まることで価格の平均が取れ、公正な価格が分かるようになっています。

2つ目は、売買が成立しやすくなるということです。個人間で売買の相手を見つけるのではなく、全て証券取引所で行うことで売買の注文が1か所に集まり、売買が成立しやすくなっています。

この2つのメリットにより、証券取引所は、株式相場の流動性を高め活発化する役割を担っています。

日本の株式市場

日本の株式市場は、東京・名古屋・福岡・札幌の4か所の証券取引所によって形成されています。しかし、ほとんどの上場企業が東京証券取引所に上場していることから、日本株式市場=東京証券取引所(東証)と思っていただいてかまいません。

また、東証の中でも銘柄がランク分けされており、上場する条件も違ってきます。

東証1部 日本の大企業が集まっており、
取引数も多く値動きが比較的安定している。
東証2部 1部に比べると規模が小さい中堅会社が集まっており、
値動きが少し荒い
東証マザーズ 新しい企業(新興企業・ベンチャー企業)の中でも将来的に東証1部への上場を目指す成長企業が集まっている。
1部2部と比べるとハイリスクハイリターン
ジャスダック
(JASDAQ)
中小企業やベンチャー企業が最も多く上場している。発行している株数自体が少ないため、必然と取引数も少なくなり、値動きが荒い

2018年2月末、日本株式市場規模は667兆円で世界第3位を誇っています。

日本株式市場の動きを表す「日経平均株価」と「TOPIX」

全ての株式市場では、市場全体の動きが分かる「株価指数」が存在します。日本では、「日経平均株価」と「TOPIX」が主要の株価指数です。

TOPIX(東証株価指数) 日経平均株価
算出開始日 1969年7月1日 1950年9月7日
対象銘柄
TOPIXの対象銘柄の画像
日経平均株価の対象銘柄の画像
算出方法 対象銘柄の「時価総額」を指数化 対象銘柄の「平均株価」を指数化
単位 ポイント
影響 時価総額の大きな銘柄(大型株)の動きに大きく影響される。 株価の高い銘柄(値がさ株)の動きに大きく影響される。

対象としている銘柄や算出方法が違うことから、どちらか一方を参考にするのではなく、どちらも判断基準として見ることで日本経済・市場の総合的な動きが読み取れます。実際に使えるTOPIXを使った投資戦略や日経平均については、TOPIXとは?日経平均株価との違いと投資方法を初心者にもわかりやすく説明日経平均株価とは?をご覧ください。

株式市場は土日・祝日が休み、取引時間も決められている

株式投資の経験がない方には、寝ている間に株価が暴落。というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか?実は、株式市場は土日・祝日は休業日で、取引ができる時間も決められています。なので、寝る間も惜しんで取引を行うといったことはありません。

株式市場の休日と取引時間

前述したように、土日・祝日・大晦日・年始3日間といった一般的な休日は、証券取引所が休業日であることから株取引を行うことができません。

また、取引時間も9時~11時30分(前場:ぜんば)と12時30分~15時(後場:ごば)と決められています。厳密に言うと、取引時間外でも売買注文は出せますが、注文が確定するのは翌日になるので、取引時間外に株価が動くことはありません。

よって、為替取引(FX)や仮想通貨でよく聞く、寝ている間に大暴落して大損といったことは起こりませんが、取引時間外のニュースにより取引が始まった瞬間暴落することはあります。このような取引時間外のニュースへの対応や、昼間は取引できない方でも株式投資ができる取引方法が「PTS」です。

取引時間外でも株取引ができる?PTSとは

PTSとは、証券取引所を介さず証券会社が独自で運営する取引システムで、休業日や取引時間外でも株取引を行うことができます

例えば、SBI証券から利用できる「ジャパンネクストPTS」では、平日8時20分~16時(デイタイムセッション)と17時~23時59分(ナイトタイムセッション・夜間取引)の間に取引が可能です。

PTSの取引時間の画像

完全に別市場での取引であることから、取引時間だけでなく、株価も異なります。この価格差を利用して安い市場で購入して高い市場で売ることで、差額を利益とすることもできます。

取引時間外のニュースにいち早く対応できる、昼間に時間がない方でも夜間取引ができるといったメリットの一方、信用取引が利用できない、流動性が低いことから大口投資家は参入しにくいといったデメリットも存在します。

株式投資を有利に進めるため、PTSを利用してみようと思った方は、夜間取引・PTSとはで詳しくご説明しているのでお役立てください。

世界経済をけん引する米国株式市場

米国株式市場は、グローバルな一流企業が集まる世界最大の市場「ニューヨーク証券取引所」とハイテク銘柄を中心に上場している「ナスダック」によって形成されています。時価総額や取引金額が大きく、世界の経済や他の株式市場に大きな影響を与える市場です。

米国株式の市場規模

以下の表は、2018年2月時点の世界主要株式市場の比較です。

主要株式市場の国際比較の画像

見ての通り、ニューヨーク証券取引所が2,492兆円、ナスダックが1,134兆円と他の主要株式市場と比べても群を抜いています。アメリカは、移民の増加や平均年齢の低さもあり、人口増加率や経済の潜在成長率が高く、世界最大のGDPを誇っています。

市場規模が大きいもう一つの理由として、アメリカ国外の企業も米国市場に上場していることが挙げられます。世界中の一流企業が集まっていることから投資家が集まり、多くの資金が飛び交っています。

今後も人口が増加していく見込みとなっているため、アメリカ国内での内需が拡大し、企業の成長を後押しとなるでしょう。

世界でも注目される株価指数「NYダウ」

NYダウ(ニューヨークダウ)は、米国上場企業の中から成長性や関心度、業種のバランスを考えて選ばれた30銘柄からなる、アメリカの代表的な株価指数です。日経平均株価が日経新聞によって算出されているように、企業の経済紙「ウォールストリート・ジャーナル」を発行しているダウ・ジョーンズ社が発行しています。

NYダウを使った投資戦略「ダウの犬戦略」は、「高配当を受け取りながら値上がりも期待できる一石二鳥の投資法」とされている他、コカ・コーラやマクドナルドなど誰もが知る企業が名を連ねていることから、多くの投資家がNYダウの構成銘柄に投資しています。

NYダウについての詳しい解説、日本株で「ダウの犬戦略」を実践する方法は配当利回りランキングをご覧ください。

まとめ

ここまで、株式市場とは?といった基本的な部分や、日本株式市場・米国株式市場の近況をご紹介しました。株式市場は目に見えないことから、少し理解しづらかったかもしれません。

しかし、自分が投資する市場の全体像を知っておくことで、総合的な動きが読み取りやすく、投資に活用できることは間違いありません。中でも、TOPIXや日経平均株価は、日本経済の動向を知るたの重要な株価指数なので、ぜひ頭の隅に置いておきたい情報です。

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