専業投資家になるには?生活できる確率と失敗のリスク

専業投資家

専業投資家」とは、投資活動のみで生計を立てる投資家のことで、多くの個人投資家が目標とする憧れの存在です。

専業投資家になれば、会社に出勤することもなく、家族との時間が増えるという素晴らしいメリットがあります。しかし、生活や失敗のリスクを考えると、なかなか手が伸びないという方がほとんどだと思います。

このページでは、「専業投資家になるリスク」に重点を置いて、専業投資家として生活できる確率や必要な資金をご説明します。そして、不安が残る方にオススメの「兼業投資家」という選択肢についてもご紹介するので、是非最後までご覧ください。

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専業投資家(専業トレーダー)とは?

専業投資家(専業トレーダー)とは、投資活動のみで生計を立て、他に職業を持たない投資家を指します。会社に出勤する必要もなく時間・場所に縛られずに儲けられる、ということから、専業投資家を目標とする人も多いのではないでしょうか。ここでは、専業投資家とは?といった基本的な部分に加え、どれくらいの人口が専業投資家として成功しているのかをご紹介します。

専業投資家とは

前述したように、専業投資家(専業トレーダー)とは、投資活動のみで生計を立て、他に職業を持たない投資家を指します。

投資に興味を持った人であれば、誰もが夢見る職業ではないでしょうか。一般的な労働とは違って、会社に出勤する必要もなく自由に暮らせるというイメージが強いと思います。

しかし、専業投資家としての生活を実現するには、元手となる投資資金の準備、最低でも固定費・生活費を稼げる投資スキル、毎日行う投資に生活がかかっているというプレッシャーなど、様々な壁が立ちはだかります。

これらの壁を乗り越えて、専業投資家として生活が続けられている人は、どれくらいいるのでしょうか?

専業投資家を続けている人口の割合

まず初めに、専業投資家の多くはデイトレーダーです。
中長期投資で専業投資家になった場合、株を保有している時間が長くなり、その分資金を動かせる機会が少なくなるので多額の投資資金が必要となります。そのため、多くの専業投資家はデイトレードで生計を立て、成功を収めた人が中長期投資の専業投資家になるというパターンが多く見られます。

そもそも株式市場から退場せずに続けられるデイトレーダーの割合は、高くて10%と言われています。また、多くの人が夢見る「大成功を収めて莫大な資産を手に入れたデイトレーダー」はその中でも0.1%ほど。つまり、10%の生存者の中から0.1%の成功者が出るので、デイトレに挑戦する人数の0.01%しか夢を掴み取ることができていません

さらに、投資以外の収入ルートがない専業投資家となれば、生存率は高くても5%と言えるでしょう。つまり、専業投資家になってから大成功を収める確率は0.005%と極めて小さな数字になります。

そして、この確率に挑戦するには、まず投資資金の準備が必要です。次は、いくらあれば専業投資家になれるのか?をご紹介します。

専業投資家として生活するにはいくら必要?

専業投資家になるにはどれくらいの資金を準備する必要があるのでしょうか?投資に興味を持った方が1度は考える疑問だと思います。ここでは、専業投資家になるための資金とそのリスクについてご紹介します。

専業投資家になるなら最低1,000万円は必要

株式投資の配当利回りは平均3%、年単位での変動額は高くても30%ほどに収束します。

これらを踏まえると、年間に必要な利益が300万円である場合、
配当金で生活しようとすると1億円が必要になり、
売却益で生活しようとすると1,000万円が必要になります。

つまり、毎月安定して受け取れる25万円の給料は、投資の世界だと1億円の価値があるということです。

これらの話は「失敗せずにこの利率を維持できれば」という計算上の話であって、失敗をカバーする資金や税金、手数料などを考えると更に資金が必要になります。また、これだけの金額を用意した上に、失敗すれば収入がなくなるプレッシャー。その生活と年間300万円を天秤にかけたとき、あなたの中で天秤は釣り合っているでしょうか?

しかし、これらのデメリットを相殺・削減する方法が1つあります。前述したように、安定した給料には1億円の価値があります。この給料という強力な武器を携えて投資に挑めば、専業投資家にとってのデメリットを削減し、大きなメリットを手に入れられるとは思いませんか?

「専業投資家」と「労働+投資」どちらを選ぶ?

専業投資家になるリスクを考えた際、やっぱり投資はリスクが高い、と思った方も少なくはないと思います。しかし、先程のリスクを相殺・削減できるとすればどうでしょう?投資をするため無理に専業投資家になる必要はなく、「兼業投資家」として労働と投資の2本柱で生活を支えれば、単純に収入を得るルートを増やすことができ、ワンランク上の道を歩むことができます。

「専業投資家」と「兼業投資家」のメリット・デメリットを比較

まず、ここまでご紹介してきたように、専業投資家投資活動のみが収入となります。

専業投資家のメリット
  • 通勤の必要がなく自由時間が増える
  • ザラ場を監視できるので細かい売買ができる
  • 多くの時間を投資・勉強に充てられる
専業投資家のデメリット
  • 多額の投資資金の準備が必要
  • 収入が投資のみで安定性がない
  • 再就職するまで辞められない

そして、兼業投資家とは、仕事をしながら投資をする個人投資家のことです。

兼業投資家のメリット
  • 安定した給料で生活が保証される
  • 投資でプラスαの収入が得られる
  • 給料から追加投資ができる
  • 準備ができれば専業投資家へ転身できる
兼業投資家のデメリット
  • 仕事をしなければならない
  • 投資に充てられる時間が限られる

専業投資家と兼業投資家のメリット・デメリットを比較すると、兼業投資家の優位さが分かると思います。

兼業投資家の最大のメリットは、
投資のメリットを受けつつ、デメリットは労働で相殺できることです。

しかし、専業投資家のメリットの1つ「通勤の必要がなく自由時間が増える」というのは、非常に大きなメリットだと思います。専業投資家になって自由な生活をしたい。と言う方は、まず兼業投資家として「専業投資家になる準備」をしてみてはいかがでしょうか。

結局の所、投資資金の準備で困っているならば、兼業投資家として生活を確保した上で貯蓄・投資で資金を貯めれば解決できます
また、資金はあるが充分に稼げるか不安な場合も、兼業投資家として必要な投資スキルを身につければ良いのです。この場合、資金も同時に貯蓄できるので、専業投資家へ転身した際に今以上の高パフォーマンスを出すことができるでしょう。

投資資金と投資スキルで決めるのが一番

ここまで、専業投資家にのしかかる大きなリスクと、そのリスクを相殺できる兼業投資家についてご紹介してきました。

今回の記事を読んで「資金・スキル共に不安はなく、自分ならやれる。」と自信を持てる方のみ、専業投資家への道を進んでいただきたいと思います。
そして、少しでも不安が残る方は、「専業投資家になる準備」として、小さなリスクで大きなメリットを受けられる兼業投資家という選択肢があることを忘れないでください。

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